≪エチュード≫について
≪エチュード≫は、気仙沼ニッティングの代表的モデルのセーターです。シンプルで、上質で、使い勝手がよく、気づいたら「あらら、今日もこのセーターを手にとっちゃった」となるようなセーターを目指しておつくりしました。
一点ずつ、東北の港町「気仙沼」の編み手が、手編みでおつくりし、仕立てやタグづけ、仕上げのスチームにいたるまで、すべてひとりの編み手が手仕事で仕上げます。
デザイン
≪エチュード≫のデザインは、ニットデザイナーの三國万里子氏によるもの。
ガンジーセーターの手法を取り入れて編まれたニットウェアでありつつ、モダンに着こなしやすいシルエットに仕上げられています。
胸元の波模様は、気仙沼の海のみなもを想起させるデザインでもあります。
≪エチュード≫の素材
素材は、ウール100%。
3種の羊を用いてオリジナル毛糸を製作し、編んでいます。
この毛糸は、軽くてあたたかいばかりでなく、丈夫で長持ちなのが特徴です。
また、ご自宅で水洗いしていただけるのも、このニットのよいところかもしれません。
5年、10年、20年、ずっと心地よくお召しいただけますように。
手編みのあたたかさのひみつ
手編みのセーターをお召しになられたことのある方は、よく「手編みってあたたかいですよね」と言われます。
私どもの店頭で、「エチュード」をご試着くださった方が最初に言われるのも、
「あったかい」という言葉が多いかもしれません。
手編みのセーターはなぜあたたかいのでしょうか。
「編んでくれた人のことを思うと気持ちがあたたかくなる」という
心理的なものもあるかもしれませんが、
もうひとつ、手編みのあたたかさには秘密があります。
それは、毛糸の構造と手の力によるものです。
毛糸は、3本の糸を撚って(よって)つくっています。
このため、毛糸をピンと強く張ると、毛糸の中の空気が逃げていきます。
ふわっとさせていると、毛糸の中に空気が保たれたままになります。
機械編みでは、均質に編むために糸に力をかけてピンと張って編むことになるのですが、
人の手は、糸に強い力をかけずに、やわらかく編んでいきます。
このため、毛糸にたっぷり糸がふくまれたまま編み上がり、手編みのニットはあたたかいのだろうと言われています。
人の手の、やさしい力加減が、
手編みのセーターのあたたかさを生んでいます。
気仙沼ニッティングの「エチュード」も、たっぷり空気を含んでいて、編み地をつまむと、もっちりとしています。
気仙沼と編みもの
気仙沼は、遠洋漁業の港町です。
たくさんの船が、この港から出ていって、世界中の海で漁をします。
気仙沼ニッティングのある編み手は、
子ども時代のこんな話をしてくれました。
気仙沼は、遠洋漁業の港町です。
たくさんの船が、この港から出ていって、世界中の海で漁をします。
気仙沼ニッティングのある編み手は、
子ども時代のこんな話をしてくれました。
カラーバリュエーション
気仙沼ニッティングの「エチュード」は、全9色の展開です。
上段左より/赤、生成り、オートミール、
中段/ネイビー、冬の海、春の海
下段/チャコールグレー、生成り×オートミール、ネイビー×チャコールグレー