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コラーゲン
美容外科における日本のコラーゲン研究の第一人者、征矢野氏の解説
≪コラーゲンとは≫
皮膚、靱帯、腱、骨、軟骨等を構成するタンパク質の一つです。体の組成は水が70%、タンパク質が20%、DNA,RNA が2%、あとは糖質や脂質が5%程度ずつですが、タンパク質のうち、三分の一が実はコラーゲンなのです。特に皮膚には多く含まれ、水分を除けば70%以上がコラーゲンでできています。"コラーゲンが皮膚に大切"と言われる理由はこのためです。タンパク質は20種類のアミノ酸のいろいろな組み合わせと順番でなりたっていますが、コラーゲンはヒドロキシプロリンというアミノ酸が多く含まれる特異的なタンパク質です。

≪役割≫
真皮で生成されて、しっかりとした網目構造をしているため、外因から人体を守ります。外から塗布した場合、表皮に浸透して水分の蒸発を防ぎ、本来の皮膚の役割を果たします。皮膚以外にも含まれていますが、いろいろな働きをする体の細胞の足場になります。コラーゲンの種類により幹細胞がその場所に適する細胞に変化して行くのを決定する大事な足場です。

≪治療材料としての利用≫
コラーゲンの両端のテロペプチドを除去したアテロコラーゲンが用いられます。皺や陥凹の治療に用いられます。直接皮膚(真皮)に0.1ミリの内径の注射針で陥凹部分に注入することにより、皺や陥凹を治療します。効果は直後より現れます。

≪化粧品としての利用≫
真皮には到達しませんので、アレルギー反応は心配ありません。皮膚に塗布した場合、角質層に浸透して保水効果を発揮します。皮膚と同じ構成成分のため違和感がなく安全な性質を持ちます。

≪食品としての効果≫
コラーゲンは経口摂取された場合、一度ボリペプチドに分解されます。アミノ酸として再利用され、直接コラーゲンとしての利用はありません。しかし、ヒドロキシプロリンヒドロキシプロリンペプチドの血中濃度が長時間上昇すること、ペプチドが損傷した線維芽細胞を刺激し再生を促進することが明かにされています。間接的に効果を発揮するようです。


征矢野 進一(そやの しんいち)プロフィール
1979年東京大学医学部卒業 医学博士。日本形成外科学会専門医・日本美容外科 学会専門医。神田美容外科形成外科医院院長。医師向けにコラーゲン注入治療指 導セミナーや研究会を多数開催。学会等でコラーゲンに関する医学論文を多数発 表。美容外科におけるコラーゲンなどの注入治療技術の指導者的存在。

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