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オオヒシクイ
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一言で説明すると、コハクチョウをそのまま一回り小さくして、
体の色を茶色に塗りかえたような大型の水鳥で、地方によっては
「クロハクチョウ」という名前で呼んでいました。オスメス共に
同じ羽の色をしています。外形や生活の面からは、ガンの仲間である
オオヒシクイもハクチョウも極端(きょくたん)な差はありません。
オオヒシクイに関する具体的な数字を挙げると、嘴(くちばし)から
尾羽の先までの全長は89〜98cm、翼(つばさ)を広げたときの長さは
おおよそ1.8〜2m、体重はオスで5.1Kg、メスで4.6Kgほどです。
嘴(くちばし)は大部分が黒色ですが、先端部にオレンジ色の部分が
あります。また脚(あし)もオレンジ色で、発達した水かきが前三本の
指の間についています。長い首と丈夫な嘴、水かきのついた短めの
脚(あし)が特徴の水鳥です。
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