作品名:≪能面 般若≫ 伝般若坊作 製作時期:室町時代・16世紀
展示期間:全期間 所蔵先:永青文庫
頭の左右に金色の角、大きく見開いた眼と両端が深く裂けた口からあらわれる歯や牙も金色に妖しく輝き、恐ろしい顔です。しかし、眉根を寄せた目には深い哀しみもうかがえます。「道成寺」「葵の上」など女性の激しい嫉妬を描いた曲に用いる面です。般若とはこれを生み出した面打ち(能面作家)の名前です。細川家に伝来したこの面は、その般若の作の可能性があるきわめて優れた、貴重な面です。江戸時代にはこの面の写しが盛んに造られました。

Total:576 Today:1 Yesterday:0