日本のクラシック界の草分け、大田黒元雄(1893〜1979)がちょうど100年前の1915年〜16年、大森山王のサロンでコンサートを開催し、自ら演奏したプログラムを再現します。
出席者はのちの音楽評論家野村光一、音楽之友者創業者にして作詞家の堀内敬三、のちの作曲家菅原明朗などで、プログラムはパリに渡った版画家長谷川潔が装丁しました。
アメリカの作曲家マクダウェルはドビュッシーの1歳年長で、同時期にパリ音楽院に学んでいます。
シリル・スコットはその作風からイギリスのドビュッシーと呼ばれる作曲家。
■演奏予定曲
シリル・スコット(1879〜1970)
『夢』より「鐘」
『エジプト』より「舟歌」
エドワード・マクダウェル(1861〜1908)
『森のスケッチ』作品51より
のばらに寄す/鬼火/懐かしき思い出の場所で/秋に/睡蓮の花に寄す
『海の小品集』作品55より
海へ/漂う氷山/ 歌/海の底から/おうむ貝/大洋の真ん中で
クロード・ドビュッシー(1862〜1918)
アラベスク第1番
月の光
『子供の領分』より
人形へのセレナーデ/小さな羊飼い/ゴリウォーグのケークウォーク
『前奏曲集第1巻』より
亜麻色の髪の乙女/沈める寺 ほか
青柳いづみこ レクチャーコンサート【チラシ】を印刷できます。
■青柳いづみこプロフィール
安川加壽子、ピエール・バルビゼの各氏に師事。フランス国立マルセイユ音楽院首席卒業。 東京芸術大学大学院博士課程修了。リサイタル『残酷なやさしさ』により平成2年度文化庁芸術祭賞。
演奏と執筆を両立させる希有な存在として注目を集めており、これまでリリースした9枚のCDが『レコード芸術』誌で特選盤となるほか、『翼のはえた指』 (白水Uブックス)で第9回吉田秀和賞、『青柳瑞穂の生涯』(平凡社ライブラリー)で第49回日本エッセイストクラブ賞、『6本指のゴルトベルク』で第25回講談社エッセイ賞、CD『ロマンティック・ドビュッシー』でミュージックペンクラブ音楽賞を受賞している。テレビ朝日『題名のない音楽会』、『ラ・フォルジュルネ音楽祭』などにも出演。近著に『どこまでがドビュッシー? 楽譜の向こう側』(岩波書店)、『青柳いづみこのMERDE!日記』(東京創元社)など。
日本ショパン協会理事。大阪音楽大学教授、神戸女学院大学講師。
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