木曽路物産

屋号説明

かつては海だったモンゴル大平原の岩塩から生まれた
塩辛いだけでなく、ほのかな甘みを感じさせる塩
母なる海の豊かな恵みと、父なる大地の滋養が生きた天外天塩

屋号説明

社長のコメント

山菜おこわや五平餅など木曽路の郷土料理をデパートでテナント展開したり、国内外で物産展を開催することをなりわいにしたのが当社のはじまりでした。
しかし近年、木曽路物産はその業態を大きく変貌させてきました。きっかけは十数年前、長年の協力会社に声をかけてはじめた、モンゴルでの味噌醤油製造でした。その地での食品製造で大自然が育んだ食材の魅力を再発見。しよい素材は食の原点との思いを深めました。
味噌醤油づくりに欠かせないばかりか、すべての調味料の基本となる塩を、自由化にともないモンゴルから輸入しました。いまでは大相撲の懸賞旗もだすほどに成長した「天外天塩」というブランドは、わたしどもの最初の開発商品でした。
よい素材と出会うためには世界中どこまでも足を運び、産地の人々と心を通わせ、産地とともに学びあい、よい商品を開発していく。そんな私たちのスタイルは、よい商品は一朝一夕にできあがるものではない、という信念から生まれました。これからもモンゴル天然素材を日本市場に広げることで、日蒙の架け橋になりたい。それがわたしどもの夢なのです。

天外天塩の特徴−大地からの贈り物

天外天塩は内モンゴル自治区、ジランタイの湖から生まれたおいしい塩です。ここではヒマラヤ山系の伏流水が大平原の岩塩の地層に湧き出し、汚染とはまったく無縁の塩の湖を悠久の時間をかけて生成しています(ちなみに人類の歴史は600万年です)。地元の人がいのちの塩と呼ぶその自然なままの豊かな味わいは、悠久の時間が創りあげた大自然の恵みです。
日本国内では「海の塩」が普通のように思われていますが、世界的にみると70%強は「陸の塩」なのです。提携先の現地の工場は中国で最大の150万トンの生産規模を誇り(日本の食塩総需要は130万トン)、日本向けの専用ラインでハイレベルな品質管理のもと製造されています。

天外天塩の特徴−旨味

いい塩には甘味があります。その主役はカルシウムです。一方でえぐみ(苦味)をだすのがマグネシウムつまりニガリです。通常の天日塩などにはマグネシウムが多いのですが、天外天塩にはこれが極めて少なく、逆においしさを感じさせるカルシウムが多く、ほのかな甘味とともに、雑味のないすっきりした味が特徴です。最近注目されているのがスープに対する需要です。とくに近年増えている和風の昆布・椎茸やカツオを使うスープの場合はこれらのうまみ成分(イノシン酸)が、ニガリ成分と結合しダシのうまみが出てこなくなるのです。ここにニガリ調整をしなていない天外天塩の人気の秘密があるのです。

天外天塩の特徴−驚きの浸透性

天外天塩は素材に対する浸透性で高い評価を得ています。たとえばサケの切身に使用して、今までは表面にしか塩味が乗らなかったのが、天外天塩に代えてからは中身までしっかり味付けができ、シシャモ加工でもおなじでした。卵の部分までしっかり浸透することは今までになかったと評価いただいたお客様もいます。またカツオのたたきにする際のふり塩に使ってバーナーで焼いたところ、今までになくムラなくきれいに焼けたとのことで、浸透性の良さをさまざまなお客様が実感していらっしゃいます。

天外天塩の特徴−抜群の溶解性

調理現場の皆様に一番気に入っていただけるのが、天外天塩の溶解性の良さです。通常の場合、底にたまってかき回してもなかなか溶けにくいのですが、この塩の場合はすーっと溶けて作業性を大きく向上させます。また通常の塩の場合、かなりの水分を含んでおり食材に混合する時にべた付いて混ざりにくいことがありますが、天外天塩は乾燥してほとんど水分がないため他の食材と混ざりやすいという利点があります。