臼福本店

屋号説明

海と共に生きる
株式会社臼福本店

屋号説明

ごあいさつ

私がいま、漁業に携わる者のひとりとして強く感じているのが「“食”の大切さ」です。
その裏で働く第一次産業従事者、それを支える人たちの誇りをあらためて訴えたい。
東日本大震災の折、まず食に助けられ、食に携わり続ける自分たちが行動し、発信していくべきだと考えています。

10年ほど前から、漁業を取り巻く状況は大きく変わりました。
原油は高騰し、漁価も低迷、後継者も不足しています。
このままでは、日本の生産者もマグロ資源も減り続けてしまいます。

臼福本店は、明治15年(1882年)に創業した、139年の歴史を持つ漁業会社です
昔は近海船、遠洋の鰹漁船、北転船を手がけていましたが、先代から遠洋マグロ漁業一本に切り替えました。
船が出航してから最終目的地のケープタウンやラスパルマス基地に到着するまで、約1年半。
厳しい仕事をしているのは、言うまでもなく沖で働く乗組員です。
彼らはもちろん、その留守家族を含めた陸をしっかり守り、
伝統漁法であるマグロ延縄漁業を、次世代へ繋げることが、臼福本店の役割です。

震災後あらためて、食の大切さ、エネルギーの大切さ、そして人のつながりの大切さを感じました。
年齢も関係なく、多業種の方々と手を携えることが、
被災地の復興だけでなく漁業の復興、日本全体の復興につながるのではないでしょうか。
そのカギが、気仙沼そして東北の第一次産業の復興にあると私は信じています。

株式会社臼福本店 代表取締役 臼井壯太朗

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経営理念

臼福本店は、明治15年(1882年)に創業した、139年の歴史を持つ漁業会社です。
最初は魚問屋としてスタートし、三代目から本格的に漁業に参画しました。
先代から遠洋まぐろ延縄漁船一本に切り替え、現在五代目です。

震災後あらためて、食の大切さ、エネルギーの大切さ、
そして人のつながりの大切さを感じました。
震災を契機に、より多くの業界の方々とのつながり手を携えることが、
被災地の復興だけでなく漁業の復興、日本全体の復興につながると考えています。
そのカギが、気仙沼そして東北の第一次産業の復興にあると、社員一同信じています。

日本のフラッグを掲げて漁に出て、日本の誇りを守り続ける。
これが、我が臼福本店の使命です。

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臼福本店の取り組み

現在、まぐろは資源不足などを理由に国際的な漁獲規制が強化されています。
そうした背景の中、弊社では以前よりこの貴重な天然まぐろ資源の
維持、回復に繋がる活動として洋上にて人工授精させ、
放流するという作業【洋上授精放流】を積極的に取り組んでおります。

貴重な天然資源を与えてくれる海への感謝の気持ちは創業当時より変りません。
今後も我々臼福本店では
『獲るだけでなく自らが水産資源の継続的活用・増やす努力』に
一層取り組んで参ります。

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新船:第1昭福丸

船 名  第1昭福丸
種 別  鋼製遠洋鮪延縄漁船
船舶番号  143685
信号符号  7KFY
漁撈長  小山 範浩
乗組員  23名
竣 工  令和2年2月
全 長  58.60 m
全 幅  9.2 m
総トン数  486 t