■新進気鋭の作家
29人が出品する展覧会『VOCA展2023』に出品するのは、これからを期待される新進気鋭の作家29人です。この中から、グランプリとなるVOCA賞には秋田県横手市在住（秋田県出身）永沢 碧衣さんの《山衣(やまごろも)をほどく》が決定した他、VOCA奨励賞にはエレナ・トゥタッチコワさん、七搦(ななからげ) 綾乃さん、VOCA佳作賞には黒山 真央さん、田中藍衣さんの作品が選出されました。
また、大原美術館賞には七搦 綾乃さんの作品が、同美術館の選考により選出されました。*詳細は別紙参考資料をご参照ください。
■国際的に通用する若手作家の支援を目的に、1994年より開催
「VOCA展」は、現代アートにおける平面の領域で、国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的に、1994年より毎年開催している美術展です。日頃から多くの作家をリサーチしている全国の美術館学芸員、研究者、ジャーナリストなどから推薦委員を選出し、それぞれ40歳以下の作家1名（組を推薦していただき、推薦された作家全員に展覧会への出品を依頼しています。こうしたシステムにより、全国各地で活躍する優れた未知の才能を毎回紹介しています。
■やなぎ みわ、蜷川 実花など多方面で活躍する作家を輩出
これまで「VOCA展」に出品した作家は、今回の『VOCA展2023』を含め、延べ1,013人（組）。福田美蘭（1994年 VOCA賞）、やなぎ みわ（ 1999年 VOCA賞）、蜷川 実花（ 2006年大原美術館賞）、清川 あさみ（ 2010年佳作賞） 、 Nerhol 2020年 VOCA賞） 、川内 理香子（ 2022年 VOCA賞） など多方面で活躍している作家たちが出品しています。この間 VOCA展は「平面」という一貫した切り口で若い世代 が描く絵画の動向を 反映しながら、まさに「今日の美術」を見せてきました。
■『VOCA展』は30周年
1994年の第１回開催より「VOCA展」を協賛している第一生命保険株式会社（以下第一生命は、VOCA賞作品を収蔵し、本社1階にあるロビーでの展示や、第一生命ギャラリー（東京都千代田区）で定期的に公開しています。VOCA展は今回の『VOCA展2023』で30周年を迎えます。これを記念して、初回から2022年までの歴代VOCA賞受賞作品30点（うち29点は第一生命所蔵）を一堂に会す『VOCA30周年記念1994-2023 VOCA 30 YEARS STORY/KOBE』を、2023年3月9日（木）〜25日（土）まで、神戸・原田の森ギャラリー（兵庫県立美術館王子分館）にて開催いたします。 *30周年記念展についての詳細は別途お問い合わせください。
■公式ページで「VOCA展」の情報を公開
最新情報は、上野の森美術館ホームページ（
www.ueno-mori.org/）内で随時公開しま す 。
VOCA賞 永沢 碧衣 《山衣(やまごろも)をほどく》 アクリルガッシュ・岩絵具・熊膠・墨汁・ティッシュ、カンヴァス・木製パネル
249.5×399×4.5 �� ※画像写真の無断転載を禁じます
VOCA奨励賞 エレナ・トゥタッチコワ 《手のひらの距離とポケットの土》 パステル鉛筆・水彩色鉛筆・ペン、セラミック・紙
142.1×320×2.7 �� ※画像写真の無断転載を禁じます
VOCA奨励賞 七搦 綾乃 《Paradise �検� アクリル・鉛筆・色鉛筆・墨汁、石膏・布・麻布・木材
151×400×4.5 �� ※画像写真の無断転載を禁じます
