2023年5月17日(水)から6月5日(月)まで、松屋銀座8階イベントスクエアにて「リサ・ラーソン展 知られざる創作の世界 — クラシックな名作とともに」が開催されます。
本展では リサ・ラーソンの代名詞とも言われる、可愛らしい動物や静謐な人物像の陶芸作品に加えて、これまでに日本では紹介されなかった珍しい一点ものの作品のほか、ガラスやブロンズなどの異素材の作品、スケッチ画、そして旧い出版物に記されている活動の記録など約250点を通じて、リサ・ラーソンの創造の全貌をご紹介いたします。主な見どころは以下の通りです。
■「既に知られている」リサ・ラーソンと、「まだ知られていない」リサ・ラーソンを紹介
この十数年の間に広く紹介され、日本でもすっかりお馴染みとなった作品とともに、少数のコレクターズアイテムや私たちが目にする機会のなかった希少な作品が一堂に揃います。
●「既に知られているリサ・ラーソン」では・・・・
お馴染みの愛すべき動物や子どもたちの彫像、勤務していたグスタフスベリ社で制作された様々な陶芸作品を展示。人物を造形したり、表面に模様を描いたりするなど、大量生産品の素材として粘土を駆使するリサ・ラーソンの卓越した技量をご紹介します。
●「まだ知られていないリサ・ラーソン」では・・・・
グスタフスベリ社やリサ・ラーソン個人の工房で制作した一点ものの作品を紹介。これらの彫像、陶板、器の多くは展覧会や出版物に登場することのなかったレアで希少な作品群です。
この他、ガラスやブロンズなどの異素材の作品や、リサ・ラーソンが学生時代に制作した陶芸作品、当時の写真や出版物などの資料も展示します。
■「リサとグンナル — 芸術家同士の語らい」〜互いに影響し合った夫妻の作品を展示
リサはモダニズムの画家であり版画家の夫のグンナル・ラーソン(1925-2020)から大きな影響を受けました。グンナルの作品群によって、70年余りにわたって築かれた二人のアーティストの互いに呼応し合う関係や、信頼に満ちた対話を感じ取ることができます。
本展は、リサ・ラーソン本人の全面的な協力のもと、長男マティアス・ラーソンとリアン・デザイン・ミュージアム館長のルーヴェ・イョンソンがキュレーションを担当。往年のリサ・ラーソンファンのみならず、より多くの方々に彼女の魅力をご堪能いただける展覧会です。
ハリネズミ/危機に瀕した動物たちシリーズ 製造1979年 ©Lisa Larson/Alvaro Campo ※画像写真の無断転載を禁じます
ライオン(マキシ)/アフリカシリーズ 本モデルは 1968年から製造。本作品は 1968 - 1980年頃に製造 ©Lisa Larson/Alvaro Campo ※画像写真の無断転載を禁じます
ペアのプードル 製造1964 - 1968年 ©Lisa Larson/Alvaro Campo ※画像写真の無断転載を禁じます
旧市街 製造1963 - 1978年 ©Lisa Larson/Alvaro Campo ※画像写真の無断転載を禁じます
『ヴィー』誌 1995年 21 号 ©Lisa Larson/Alvaro Campo ※画像写真の無断転載を禁じます
花器(ユニークピース) 1960年代 ©Lisa Larson/Alvaro Campo ※画像写真の無断転載を禁じます