古来より、武将をはじめとする日本人、そして海外の方にも日本刀は、畏怖・敬愛されてきました。そうした中で、小説やドラマ、アニメ、映画の世界にも様々な形で日本刀が登場してきました。この『ヱヴァンゲリヲンと日本刀展』では、伝統工芸の集合体である日本刀の職人達が、アニメ映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の世界からインスピレーションを受け、劇中に登場する武器を再現、またキャラクターからイメージした現代デザインの日本刀を製作、世に問う初めての試みです。
また、エヴァンゲリオンのアナザーストーリーの中で、「ビゼンオサフネ」と「マゴロクソード」という武器が登場します。実在した刀剣、「備前長船」と、「関鍛冶(せきかじ)の孫六(まごろく)」をモチーフにしたものと解して、延べ50名以上の職人たちがそれらを製作・展示します。合わせて日本刀の形状の変遷を分かり易く解説展示し、同時に精緻な金具、色彩豊な柄などと一緒に、日本刀の基本的な世界を紹介します。
武器としてだけではなく、美術品、精神的な存在としても人々に大切にされてきた日本刀だからこそ、21世紀を生きる私たちが未来に残す伝統の形を、皆さん一人一人の胸に思い描いて、受け継がれた「ものづくり」の素晴らしさに触れていただけたらと思います。
<エヴァンゲリオン概要>
“使徒”と呼ばれる謎の敵の襲来による人類存亡の危機に立ち向かうべく、巨大ロボット“エヴァンゲリオン”のパイロットに選ばれた14歳の少年少女たち。主人公・碇シンジや綾波レイたちの活躍、そして成長と葛藤を描く、アクション&ドラマチック・アニメ。1995年からTV&映画が公開され、一世を風靡。さらに2007年から始まった映画新シリーズ1作目「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」では次世代のファンも獲得し、動員150万人を達成。2009年の第2作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」では、動員300万人を超え、不動の人気を証明した。2012年に第3作「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が公開され動員380万人を突破し、作品ごとに勢いを増していく。そして現在、最新作の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開が待たれる。
<展示内容>
コラボ作品22点(槍、刀剣、兜、面など)、刀姿の変遷(各時代の刀剣)、鍔、柄、兜、刀剣関係パネル、エヴァンゲリオン関係パネル、初号機フィギュア(約2m)、レイ・アスカの等身大フィギュア、等身大スタンディ、記念撮影用バナー、日本刀の製作工程DVD、「ロンギヌスの槍」製作DVD、音声ガイド(声優の三石琴乃さん[ミサト役]が作品を解説)、物販コーナー(500種類以上のエヴァグッズ、本展示会オリジナルグッズ) ※開催中は基本的に刀匠が記念プレートに銘切りするイベントを毎日行います。
岡山会場を皮切りに、岡崎(愛知)、広島、札幌、福岡、大阪、関(岐阜)を巡回し、各地で話題をさらった展覧会が、満を持していよいよ東京で開催!東京で初披露となる新作3点も登場します!
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ロンギヌスの槍 |
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〈ロンギヌスの槍〉刀匠 三上貞直(広島県) |
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〈初号機仕様 脇指 他〉刀匠 赤松伸咲(岡山県) |
<―上野の森美術館で同時開催―>
「海洋堂エヴァンゲリオンフィギュアワールド」リボルテック×ジオラマでエヴァンゲリオンの映像世界を立体化
斬新な映像や謎に満ちたストーリー、魅力的なキャラクターなどで、多くのファンの支持を集めるエヴァンゲリオン。その映画版「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の名場面を、海洋堂のフィギュアを使った精緻なジオラマ(情景模型)で再現した展覧会「海洋堂エヴァンゲリオンフィギュアワールド」を、2013年11月23日(土・祝)から12月23日(月・祝)まで、東京都台東区の上野の森美術館1階ギャラリーで開催します。展示作品のジオラマは立体造型で世界的に有名な海洋堂の人気フィギュア「リボルテック」を使用し、海洋堂フィギュアミュージアムが制作したもの。リボルバージョイントとよばれる可動機構で自由なポーズの再現性を実現した「リボルテック」は、エヴァンゲリオンのダイナミックな動きを見事に再現し、箱型ジオラマの照明効果は劇中のシーンをドラマチックに演出しています。また、展覧会会場にてエヴァンゲリオンの「リボルテック」の一部を販売します。新作を含め50個以上のジオラマで再現される、今までに誰も見たことが無い?エヴァンゲリオンワールドを制作者のコメントと合わせお楽しみいただきます。