「101年目のロバート・キャパ — 誰もがボブに憧れた」 |
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ロバート・キャパ
1951年 ルース・オーキン撮影 東京富士美術館蔵
© International Center of Photography / Magnum Photos |
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応募受付終了しました。
抽選でペア5組10名様をご招待!
2014年3月22日(土)から5月11日(日)まで東京都写真美術館で「101年目のロバート・キャパ — 誰もがボブに憧れた」が開催されます。
※交通費等はお客様ご自身でご負担願います。
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 | 空襲警報が鳴り響く中、防空壕へと急ぐ女性 スペイン、バルセロナ 1939年1月 東京富士美術館蔵 © International Center of Photography / Magnum Photos |
 | ドイツ軍から解放された街で フランス、シャルトル 1944年8月 東京富士美術館蔵 © International Center of Photography / Magnum Photos |
2014年はロバート・キャパ(アンドレ・フリードマン,1913-54)の生誕から101年目にあたります。20世紀前半、スペイン戦争や第二次世界大戦をはじめ、数多くの戦場の写真でその名を轟かせ、今では報道写真の伝説と化しているキャパですが、その実像はギャンブルが好きで、多くの友人たちとともに人生を楽しみ、なによりも女性たちを愛した普通の男性でした。「ボブ」の愛称で親しまれた彼の生涯はしかし、愛した女性ゲルダ・タローとの死別や映画界での失意、写真家を続ける上での葛藤など、決して順風ではなく、むしろ挫折と生き急ぐかのような焦燥感にさいなまれていたとも言えます。
本展は、東京富士美術館のコレクションを核に、残された作品の中から、戦場以外でキャパが同時代を生きる人々への共感や友人たちへの思いから写したカットも数多く紹介します。新たな100年に向けて「プラスワン」というコンセプトでキャパの真骨頂ともいえるユーモアや生きる喜びが表れた知られざる作品を中心に独自の作品構成を試みました。等身大のボブ・キャパを紹介するこれまでにはない機会であると同時に、今も多くの人を引きつけてやまない彼の人間性にも焦点を当てた展覧会です。
作家で彼の友人の一人、ジョン・スタインベックは「キャパは多くの友人に愛されていたが、それ以上にいつも友人たちを愛していた」と書き残しています。「伝説のカメラマン、キャパ」ではなく、挫折や失意を味わいながらも、あたかも好きだったギャンブルを楽しむように、40年の写真人生に命を賭けたボブの魅力をご覧ください。
<ロバート・キャパの生涯>
1913年にハンガリーのブダペストに生まれたロバート・キャパ(本名アンドレ・フリードマン)は、1930年代から54年の死去に至るまで、写真家として世界中を駆け巡り、各地の戦争や人々の暮らしをカメラに収め続けました。1932年、コペンハーゲンで演説したトロツキーの写真で事実上のデビューを果たします。翌年、ナチスが席巻するドイツを離れパリに移住。ここで後の『マグナム・フォト』の創設メンバーとなるカルティエ=ブレッソン、デビッド・シーモアらと知り合い、唯一自ら結婚を望んだと伝えられる女性、ゲルダ・タローにも出会います。1936年頃からロバート・キャパの名前で作品を発表し、スペイン内戦中に撮影した「崩れ落ちる兵士」の写真で一躍世界的に有名になりました。第二次世界大戦勃発以降、『LIFE』などの特派写真家としてヨーロッパ戦線の重要な場面を記録。特にノルマンディー上陸作戦(Dデイ)の際に撮影された一連の作品は 第二次大戦中の最高傑作と評価されました。20年あまりの間に取材した5つの戦場で、命がけで撮影した幾多の衝撃的な写真と同時に、激動の世界に生きる一般市民や友人、恋人たちの姿を深い共感をもって捉えました。終戦間際には女優イングリッド・バーグマンと恋に落ちます。1954年4月、初来日を果たしますが、翌5月25日、『LIFE』の要請でフランス領インドシナ(現在のベトナム)で撮影中、地雷に触れて死亡しました。1955年、キャパの業績を記念して、ロバート・キャパ・ゴールドメダル賞が設立され、以後毎年優れたフォトジャーナリストに授与されています。
<マグナム・フォトとは>
1947年、キャパがアンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャー、デビッド・シーモアらとニューヨークとパリを拠点に設立した写真家集団です。今日でも、マグナム・フォトは、約60名の写真家が在籍し、キャパの遺志を継ぎながら、世界規模で写真によって新しい価値を生み出し続けています。
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- 開催概要 -
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名 称 |
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「101年目のロバート・キャパ — 誰もがボブに憧れた」 |
会 場 |
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東京都写真美術館 地下1階展示室(東京・恵比寿)
〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 |
会場URL |
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開館時間
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10:00〜18:00(木曜・金曜は20:00まで。入館は閉館の30分前まで) |
休館日 |
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毎週月曜日(ただし4月28日と5月5日は開館)、5月7日(水曜日) |
観覧料 |
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一般1,100円(880円)/学生900円(720円)/中高生・65歳以上700円(560円)
※( )内は20名以上の団体および東京都写真美術館友の会会員
※小学生以下及び障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料
※観覧券は、ローソンチケット、チケットぴあ、CNプレイガイド、イープラス、セブン-イレブンでも2月1日から会期終了まで発売予定(購入時に手数料がかかる場合あり)。団体など各種割引は会場窓口のみ。 |
交 通 |
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JR恵比寿駅東口より徒歩7分/東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩10分
当館には専用の駐車場がございません。お車でご来館の際は近隣の有料駐車場をご利用ください。 |
問合せ |
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03-3280-0099(東京都写真美術館) |
主 催 |
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朝日新聞社 |
共 催 |
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東京都写真美術館 |
企画協力 |
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東京富士美術館 |
特別協力 |
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マグナム・フォト東京支社 |
後援 |
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在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、ハンガリー大使館 |
協賛 |
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野崎印刷紙業 |
※応募者多数の場合は、厳正な抽選を行い当選者を決定いたします。
また、当選者の発表は、招待券の発送をもってかえさせて頂きます。
※写真の無断転載を禁じます。 |
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