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創刊記念『國華』120周年・朝日新聞130周年 特別展「対決−巨匠たちの日本美術」
日本美術の歴史に燦然と輝く傑作の数々は、時代を代表する絵師や仏師、陶工らが師匠や先達の作品に学び、時にはライバルとして競い合う中で生み出されてきました。直接の影響関係がない場合でも、優れた芸術家たちの作品を比較すると、興味深い対照の妙を見出すことができます。きらめく才能の拮抗により、各時代の造形芸術はより豊潤に、華麗に開花してきたといえるでしょう。
本展では、このような作家同士の関係性に着目し、中世から近代までの日本美術史に名を刻む巨匠たちを2人ずつ組み合わせ、「対決」させる形で紹介します。対となるのは、室町時代の代表的な水墨画家、雪舟等楊と彼に続いた雪村周継、安土桃山時代に天下人の御用を激しく争った狩野永徳と長谷川等伯、琳派芸術の原点となった俵屋宗達と、彼に私淑しそれを発展させた尾形光琳、江戸中期に現れた鬼才の双璧、伊藤若冲と曽我蕭白、最後の文人画家と呼ばれる富岡鉄斎と近代画壇の重鎮となる横山大観ら12組。国宝10余件、重要文化財約40件を含む計100余件の名品が一堂に会し、巨匠2人の作品の「対決」を、互いにどのような関係にあったのか、実際に見て比較することができるのが本展の最大の魅力です。 また本展は日本東洋美術研究誌『國華』の創刊120周年を記念して開催するものです。「対決」という斬新かつ簡潔な視点から日本美術史を見わたすことで、『國華』の研究成果の一端を広く紹介できるよう願っています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※応募者多数の場合は、厳正な抽選を行い当選者を決定いたします。 また、当選者の発表は、招待券の発送をもってかえさせて頂きます。 |
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