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目黒雅叙園「華道家 假屋崎省吾の世界 2013年/静水の間 |
華道一筋に32年。新たな境地を切り開き、進化を続けている假屋崎省吾。自身のライフワークとして取り
組む目黒雅叙園・百段階段での個展「假屋崎省吾の世界」は、毎回5万〜6万人が来場。今年で16回目と
なります。そのスケールや内容、そして来場者数において、華道界の個展としては他の追随を許さないビッ
グイベントです。
今回のテーマは琳派400年にちなんで『和美共感』(わびきょうかん)。今年は俵屋宗達とともに、琳派の祖と称される本阿弥光悦が、1615年(元和元年)に徳川家康から拝領した京都洛北の鷹峯に光悦村を拓いてから400年。豊かな装飾性とデザイン性を特徴とする琳派の様式は、日本が世界に誇る至高の美の一つとして数えられ、
400年を経た現代においても、その輝きは色あせることはありません。
本展では室町時代から江戸時代まで、それぞれの時代をイメージした琳派様式の作品約80点を創作。
百段階段に連なる絢爛豪華な7部屋に展示します。日本伝統の美の空間で、現代日本の花卉生産者が生
み出した花々を駆使して假屋崎省吾が織りなす、想像を絶する美の世界をご堪能頂きます。
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假屋崎省吾 |
【目黒雅叙園「百段階段」とは】
2009年3月に東京都の有形文化財に指定された木造建築。
ケヤキの板材でつくられた99段の階段廊下をもつことから「百段階段」と呼ばれ、かつて食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた絢爛豪華な7部屋が連なっています。各部屋には樹齢100年を超える床柱、天井や欄間には鏑木清方や礒部草丘など当時屈指の著名な作家たちによって描かれた約160枚に及ぶ日本画の設えなど、昭和初期における美の競演と、大工の高い技術力をみることができます。
※ 展覧会会場での撮影はご遠慮ください。(トワイライト見学を除く・フラッシュ撮影不可)
※ 展覧会会場は階段での移動となります。車椅子、シルバーカー、ベビーカー等での移動はできかねます。
※ 展覧会会場は畳の部屋のため、お履物をお脱ぎいただきます。
※ 展覧会会場は展示品保護および節電のため、空調を制限する場合がございます。
※ 障害者手帳ご呈示のお客様および付添者1名様は、ご優待価格\800でご案内いたします。
※ トワイライト見学では会場内を撮影いただけますが、フラッシュ撮影および三脚の使用はご遠慮願います。
また、撮影された画像は個人で楽しむことが目的であり、商業利用はいただけませんことをご了承ください。