3月3日(土)、桃の節句の日、昨年に引き続き、JA魚沼みなみさんのお招きで、
新潟県南魚沼に行ってきました。
この日、日本三大奇祭とも呼ばれる、越後浦佐・普光寺毘沙門堂「裸押合祭」が
開催されるため、その見学および、いつもG-Callに「南魚沼産コシヒカリ」を
ご提供いただいているJA魚沼みなみさんの施設見学と懇親を兼ねて。
昨年参加したスタッフより、「祭」のすごさを聞いていましたので、楽しみに
東京駅から上越新幹線に乗り込みました。
浦佐駅に到着。お出迎えいただき、まずはJA魚沼みなみの施設見学からスタート。
とにかくすごい雪の量で、道路以外は一面雪景色の中、車で移動。
「今、雪に覆われているところは、溶ければ全て田んぼですよ」という話に、
緑の美しい田園風景を思い浮かべる。
除雪され道路脇に積み上げられた雪の高さは、ゆうに3mくらいはあろうか。
程なくJA魚沼みなみ特産センターに到着。ここから皆様へ「南魚沼産コシヒカリ」が
出荷されています。
あいにく土曜の休業日の為、稼動しているところはみられませんでしたが、
駒形センター長の説明の元、施設を見学。
2,400トンの玄米を適温かつ清潔に保管する「保冷貯蔵庫」の巨大さ、万全な管理が
された設備は、新潟でも有数。

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8回ものチェックで異物や不良米をとことん排除する最新の精米設備も環境が整い、
さすが日本一の米の郷、日本のトップブランド米の施設だと驚きの連続でした。
さてその後、場所を移し、JA様と関係各社の懇親会。
ふぐひれ酒のように、魚のカジカを丸ごと焼いてコップに入れ熱燗を注ぐ、名物の
「カジカ酒」をあおって冷え切った身体を温め、いざ「裸押合祭」の会場へ。
「裸押合祭」は1,200年前に坂上田村麻呂がこの地に御堂を立て、守護物の毘沙門天を
祀ったのが発祥と言われています。深雪の中、水行をして身を清めた裸の男衆が、
その年の除災招福を祈願し、ご利益の御札を我先に奪い合うため、押合いもみ合い
本尊に参前する、迫力あるお祭りです。警護につくものが約30kgの大ローソクを
抱えることから、「雪と炎の奇祭」とも言われています。
会場につくと、そこは道路の両側にたくさんの露店が立ち並び、すでに多くの人が
祭りを楽しんでいる様子。
すると道の上から、何十人もの裸の若者が「さ〜んよさんよ(撒与)」と大声を
張り上げながら掛け声を合わせ練り歩いてきます。まさに迫力満点!
大ローソクのろうを身体に掛けあい暖をとる者などもいる程の寒さの中、
それを忘れるくらいのすさまじい熱気に圧倒されます。
中には未来の祭りの担い手でもある微笑ましい子供の姿もあり、脈々と地元で
受け継がれる壮大な祭りを実感することができました。
毎年、3月3日に行われますので、ぜひ皆様も一度お出かけになってはいかがでしょうか。
最後に、今回ご案内いただきました
JA魚沼みなみ 駒形センター長、笠原センター長代理、町田様、南雲様、
お世話になりまして、本当にありがとうございました。