雑誌の特集や、テレビのCMを見るたびごとに、胸がときめき
行きたい行きたいと思いながら、なかなか機会がなかった「京都」
中学の修学旅行以来やっと35年振りに行くことができました。
重い腰をあげれば何のことはありません。東海道新幹線のぞみで
品川を朝8時出発し約2時間半、10時半には京都に到着です。
名古屋の少し手前のトンネルをいくつも抜ける山間部を除けば、
京都到着まで、スイスイとG-Callブロードバンドが使えました。
旅館チェックインまでの時間、クルマをチャーターし寺院めぐり。
まず三十三間堂で千一体の仏像様にご挨拶をし、そしてお昼ご飯、
その後に苔むすお庭を散策しながらお池に浮かぶ金閣寺を拝見し、
龍安寺で縁側にすわり方丈庭園を眺めました。
源氏物語が一千年を迎える今年から遡ること35年前、中学3年の初夏、
私たち夫婦は、お互い別々の中学校の修学旅行で京都に来ていました。
互いの名前は当然、互いの存在も、将来の間柄も、知らない二人は、
清水寺の舞台で、新京極の繁華街で、すれ違っていたかもしれません。
京都出身「E」さんのお母様のご縁で、大変に多くの方にお世話になり
多くの感動を得、一生涯忘れることのできない旅となりました。
「柊家旅館」さんに泊まることができ、贅を尽くした「私庭園」を拝見でき、
「平野屋」さんで鮎をいただきました。心より深く感謝いたします。
柊家さんの、川端康成さん、三島由紀夫さんがお泊りになったお部屋で、
浅田さんの時空を超える話、村上さんの「つながっている」を思い出しつつ
文豪の皆様に失礼ながらも、身の程知らずな妄想を楽しみながら、
G-CallモバイルでEメールを書き、インターネットで調べものをしました。
追伸
記憶によれば「修学旅行のしおり」は、薄茶色のわら半紙にガリ版刷りで
起床から消灯まで、訪問地の到着から出発まで、細かい時刻が記されていました。
もしも万が一2つの違うしおりが残っていたら、スケジュールをすり合わせて、
思わぬ過去の出会いや大接近の可能性を発見できるかもしれません。
同年齢の人に「修学旅行は何時何処に行ったの?」って聞いてください。
同年代の人には、青春時代に通ったライブハウス、ディスコを聞いてください。
例の「つながっている」の台詞が実感できるかもしれません。
G.A