三大珍味、酒の肴の王様とも言える「海鼠腸(このわた)」です。このわたは海鼠の腸管で、質の悪い物は水っぽく臭みが有ることから、どうも苦手だと言う方がいらっしゃるようです。「このわた」は本当に美味いものを食べなくては駄目です!今回ご案内する物は苦手にしている人も唸ってしまう「特等品」です! それは備前市穂浪港の備前海産の「このわた」。これは京都の料理屋さんに人気で、以前は東京へはほとんど来る事がありませんでした。丸共というブランド名で朝日が昇るマークがトレードマークなのですが、これに似せてマークを作るメーカーがあるほどなのです。
丸共の「このわた」は、海鼠の腸内のそうじを丁寧に行い、水切りにも時間を掛けます。漬け込む塩にもこだわり、出来上がりは水っぽくなくまろやかで臭みもありません。 2月になり新物の入荷が始まりました。「新物」は食べやすくて香りが高い! さっそく今年の新物をチェックしました。 手の甲に取って乗せてみると吸い付くような粘着力。水気がほとんどありません。それは臭みもないということ。そのまま口に入れると絡み付くような食感でほのかな磯の香りが広がります。 樽に入っているものを、約50gの少量にパック詰めします。これでしたらご家庭でも美味しく食べ切ることができます。 |