河鍋暁斎(1831-1889)は、時代が大きく揺れ動いた幕末から明治を生きた絵師です。
幼い頃に浮世絵師の歌川国芳に入門したのち、狩野派に学び19歳の若さで修業を
終え、さらに流派に捉われず様々な画法を習得しました。仏画から戯画まで幅広い
画題を、ときに独特のユーモアを交えながら、圧倒的な画力によって描き上げた暁斎。
本展は、世界屈指の暁斎コレクションとして知られるイスラエル・ゴールドマン氏所蔵
の作品によって、多岐に渡る暁斎作品の全体像を示します。
河鍋暁斎 《動物の曲芸》 明治4-22(1871-89)年 紙本着彩
イスラエル・ゴールドマン コレクション Israel Goldman Collection, London
Photo:立命館大学アート・リサーチセンター
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