本展はフランス・ロマン主義の異才テオドール・シャセリオー(Théodore Chassériau
1819-1856)の芸術を日本で初めて本格的に紹介するものです。
今日ではフランス・ロマン主義を代表する画家に数えられるシャセリオーですが、
37歳で早逝したことや代表作の壁画が破壊されたこともあって正当な評価が遅
れ、フランスでも回顧展の開催は1933年と2002年を数えるのみです。
ルーヴル美術館所蔵品を中心に、絵画約40点、水彩・素描約30点、版画約10点、
写真や資料などによってシャセリオーの画業全体を紹介します。
《カバリュス嬢の肖像》テオドール・シャセリオー 1848年
カンペール美術館 Collection du musée des beaux-arts de Quimper
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