NTTドコモが発表した通話料の新プラン、「カケホーダイ」&「パケあえる」。
その特徴は「定額通話」と「データ通信量の家族内シェア」です。
「定額通話」になれば、「G-Callは必要ないんじゃないの?」
との問い合わせがありました。
一方、新料金プランには「料金が高くなった?」との声も聞かれます。
そこで、現在の「ドコモのプラン+G-Call通話料(国内30秒10円)」と
「カケホーダイ」&「パケあえる」の新プランを比べてみました。
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○ 例えば、夫婦2人でスマートフォン
「タイプXiにねん」ご契約の方で比べてみます。
現在の基本料は1人6,742円(税込)です。月の使用可能通信量は7GBまでで、他に使った通話料がかかります。「カケホーダイ」&「パケあえる」には速度制限までの通信量7GBのプランがないので、それよりも少ない1人5GBのプランに変更すると、基本料は1人8,640円になってしまいます。
【今まで】
「タイプXiにねん」&「Xiパケホーダイ」基本料 6,742円/人
⇒ 通信量1人で7GB
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【プラン変更後】
「カケホーダイ」&「パケあえる」 基本料 8,640円/人
⇒ 通信量2人で10GB
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1人5GB「カケホーダイ」&「パケあえる」にすると
基本料が1,898円高くなります。1,898円を
G-Call通話料(国内30秒10円)換算すると、1時間34分。
月の通話時間が1時間34分以内の人は、今のプラン+G-Call通話料
のほうがお得で、データ通信も今まで通り7GBまで使えます。
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今までと同じ制限までの通信量7GBを使いたい人は、それよりも多い1人7.5GBのプランに変更するしかありません。そうすると、基本料は1人10,260円です。
【今まで】
「タイプXiにねん」&「Xiパケホーダイ」 基本料 6,742円/人
⇒ 通信量1人で7GB
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【プラン変更後】
「カケホーダイ」&「パケあえる」 基本料 10,260円/人
⇒ 通信量2人で15GB
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1人7.5GB「カケホーダイ」&「パケあえる」にすると
基本料が3,518円高くなります。3,518円分を
G-Call通話料(国内30秒10円)換算すると、
なんと2時間55分になります。
月の通話時間が2時間55分以内の人は、今のプラン+G-Call通話料
のほうがお得で、データ通信も今まで通り7GBまで使えます。
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ドコモの通話料合計平均は、2014年3月時点で1,370円/月(税抜)とのこと。
NTTドコモ 年度事業データ ARPU(Average monthly Revenue Per Unit)
:1契約当たり月間平均収入(音声ARPUの項目を参照)
2010年3月時点での月の通話料は2,900円/月(税抜)通話料は年々減る傾向です。
「家族が多く、データ通信をあまり使わない、しかも通話時間が長い」方は
ドコモ新料金「カケホーダイ」&「パケあえる」のほうが安くなる場合もあります。
「家族が少ない、データ通信を良く使う、通話もあまりしない」方は
現在の「ドコモのプラン+G-Call通話料(国内30秒10円)」がお得です。
ドコモ新料金「カケホーダイ」&「パケあえる」を考えている方は、
使い方、家族人数など、本当に得かどうかぜひご検討ください。