2016年07月04日

向後さんのスイカ通信Ｖｏl.２

先日、小玉西瓜姫まくらの生産者　向後さんの畑を訪問しました。
銚子の海の近くに畑はあります。



この写真の畑はほんの一部。広い西瓜畑の管理を数人で行っています。



暑い中、毎日西瓜の作業は続いています。
抜群の甘さと、皮のギリギリまで果肉がある西瓜をつくるのに重要な管理作業。
迷路のように生えているつるを一瞬で見分け、１株に何本つるを残すか
どの実を残すか選定していきます。



写真にある西瓜はまだ片手に乗る程度の大きさですが、２週間後くらいには
グンと大きくなります。
西瓜の下に目安となる紙を敷いて、その紙の種類によって
いつ受粉した西瓜かわかるようにしてあります。



そうして受粉した記録をノートに記しています。
ノートには事細かに西瓜の管理作業について書かれていました。



収穫直前の西瓜を試食させていただきました。
受粉してから３５日前後の西瓜です。



出荷前に必ず、糖度のチェックと味見をします。
今回の西瓜の糖度は中心部で１３．３度、皮近くで１１℃のもありました。
試食してみて西瓜の甘さに驚きましたが、
向後さんいわくまだ青臭さやえぐみが抜けきっていないとのこと。
あと１週間程で熟して最高の状態の西瓜になります。



向後さんの西瓜は、皮のギリギリまで果肉があり捨てるところが少ないのも特徴。
シャリシャリ感も損なわれにくいので、食べていて違いが分かります。



美味しい西瓜を作るのに、本当に沢山の作業があります。
もっと簡単に、楽に作ることもできますが、向後さんの思いはただ一つ。
“せっかく選んで食べてもらうんだから美味しい西瓜を食べてもらいたい”
向後さんは何度もこの言葉をおっしゃっていました。



姫まくらはただ甘くて美味しいだけでなく、向後さんの愛が沢山詰まっていると
今回の訪問で実感しました。

向後さんの代で、この美味しい西瓜は終わってしまうかもしれません。
出来る限り、この味を沢山の人に知っていただけたらいいなと思います。

姫まくらは間もなくの出荷予定です。

数量限定ですので、ご注文はお早目に！