ワイナリー紹介
<険しい勾配で育ったブドウと、パワフルかつ果実味あふれるワインを造り出す「ザ・プリオラート」>
ワイナリー、カルトイシャ・デ・モンサルバットはタラゴナ県、ラ・ビレジャ・アルタ村に位置しています。このワイナリーのオーナー、フランセスク・サンチェス氏はもともと、農学エンジニアで、長年公の機関に代わり、各畑の有機栽培の認可判定をする職に就き、その傍らプリオラートにいくつかのガルナッチャとカリニェナのブドウ畑を所有し栽培していました。1996年にこのワイナリーを創設し、醸造家ロゼル・アモロス女史と共にワイン造りを始めました。
主に地中海性の気候ですが、同時にSierra de Montsantという山脈から吹く冷たい北風の影響も受けています。これらが朝晩と日中の寒暖差を生み出し、D.O.Prioratの独特のワインをかたちづくっているのです。
土壌は火山地帯の影響を受け、基本は赤または黒みががった雲母の粒子で構成されています。これが太陽光を浴びて熱を保ち、またミネラルに富んだ水分が根まで届きやくなっています。深い赤に濃厚な味わいでしっかりとしていてパワフル。余韻は少し酸味がありすっきりと快活です。プリオラート特有のミネラル感も特徴です。ワインはステンレスタンクで28度を保ったままアルコール発酵され、15日〜20日のマセレーション。その後フランチオークの最高品質の新樽熟成します。年間約2万本が生産され、半分は国内へ、残りの半分は海外へ出荷されます。