スモッち誕生の秘密
スモークされた香ばしい薫り、とろりと舌にとろける黄身と程よい塩味、その美味しさでおつまみにおかずにと大活躍する「スモッち」。殻が恐竜の卵の様にまだらに茶色く色づいているのは、燻液を使用せずに山形産のサクランボのチップとサクラのチップで燻製した証。
今では山形の名産品として確固たる地位を築いたスモッちですが、その販売を仕掛けたのは半澤鶏卵の社長、半澤清彦さん。平成17年、鶏卵卸業だった会社の社長に就任した半澤さんは、卵の価格が低下している状況の中、他社との競争に打ち勝つため、新たな商品の開発を模索していました。
そんななか、ある燻製機械と出会います。実は「スモッち」という名前はその機械に付いていた名前。知り合いに紹介されピンときた半澤さんはすぐに購入を決断、販売元から名前をもらい、現在までたくさんのスモッちを加工・販売するに至っています