ポーリング博士とビタミンC
ポーリング博士は、20世紀最大の科学者のひとりです。彼の科学と平和に関する貢献はノーベル賞(化学賞と平和賞)のみならず旧ソビエト連邦等東側からも高く評価され、ロモノーソフ賞、レーニン国際平和賞が贈られています。
このポーリング博士が、ビタミンCに関心を抱いたのは1966年、65歳のときでした。微量で有効というビタミンCをグラム単位で大量に用いている医師がいることを知り驚いたことがきっかけでした。
1970年に出版された博士の『ビタミンCとカゼ』はそれまでの常識を打ち破る衝撃的な本でした。何よりも「グラム単位で大量のビタミンCを摂る」ことが世界に驚きを与え、カゼに効果があるということも驚きでした。
この本がきっかけで基礎から臨床まで大量のビタミンCの働き・作用について世界中で大研究が始まりました。今日では、ビタミンCを大量に摂取すると多様な身体に良い働き・作用があることが明らかになっています。