加賀麩不室屋
金沢・尾張町で麩づくりを始めてから百五十余年、
ごあいさつ
加賀麩 不室屋は、慶応元年(一八六五年) に不室六右衛門が金沢・尾張町で麩づくりを始めてから百五十余年、開業当時の製法・味・技を伝承しながら一貫して加賀の麩をつくり続けております。
一方で、伝統をいかしながら、時代の変化のなかで新しい麩を創作することにも力を尽くしてまいりました。
特に近年では、カフェなどの運営を通じて麩料理、および、それを食する環境や文化の提案にも力を入れております。
伝承する麩、そこから新たに創り出す麩。それぞれを大切にすることが不室屋の仕事です。
厳選した食材を使った、職人の手に成る麩の数々を今後も金沢という地に根ざしながら、より多くの皆様にお届けしたいと考えております。
職人の手技と新たな技術で確かな美味しさをお届けします。
品質を一定に保ち、安定した数の商品を供給していくために、最新技術の導入は欠かせません。
製麩においては、むしろ手技が不可欠な工程が多くを占めます。特に生地作りでは気温や湿度の変化に応じて、原材料の状態を常に確認し、配合を微調整する必要があります。
長年蓄積されてきた職人の経験と現代的な設備の融合により、よりおいしく安全な商品の提供を追求します。
おいしくて安心を当たり前に
不室屋では、安全な食材を使用するのはもちろんのこと、おいしさを追求するために、こだわりをもって原材料(グルテン、小麦粉、米粉、もち粉など)を仕入れています。
各麩の魅力を最大限に引き出すため、国産を中心として商品によって原材料の産地を変えています。また野菜についても、宝の麩などで使用している国産のほうれん草やねぎに加え、金沢の伝統野菜である金時草、加賀れんこん、源助だいこんなどをとり入れていることも、不室屋の特徴と言えます。