あおもりカシスの会

屋号説明

あおもりカシスの会は、1985年(昭和60年)に組織された青森市を中心とした会員約180名で活動する生産者団体です。
青森市におけるカシスの生産、加工、販売に関する普及活動を推進するとともに、カシス製品開発による生産者の所得の向上と地域経済の活性化に資することを目的に設立されました。

生産量のさらなる増加
生産、集荷体制を整備し、日本一のカシス生産地としての地位を確保できるように、今後も会員へ栽培、収穫、剪定方法などに関する技術指導を行い、生産量の増加を目指します。

ブランド価値の確立
国産カシスとしてのあおもりカシスの認知度を向上させるとともに、その希少性や風味などの独自性を活かしたブランド化を図り、全国にPRしていきます。

販路拡大と商品開発
イベントや商談会の出展機会を利用し、商品紹介などを行いながら、あおもりカシスの販路拡大を目指しています。
また、商品を使用する方のニーズに対応し、あおもりカシスの新たな商品が開発されるよう努めています。

屋号説明

地理的表示保護制度(GI)第1号登録

地理的表示保護制度(GI)とは
地域で長年育まれた特別な生産方法によって、高い品質や評価を獲得している農林水産物・食品の名称を、品質の基準とともに国に登録し、知的財産として保護する制度です。

​国の地理的表示保護制度(GI)第1号登録
あおもりカシスは、国の地理的表示法に基づく品質、栽培方法、出荷規格、生産実績、生産地適性などについて学識経験者の意見聴取などを経て、平成27年12月22日に第1号登録されました。

屋号説明

手摘みで収穫・品質

完熟した果実を手摘みで収穫
あおもりカシスの収穫は7月の約1ヶ月間で、焼け付くような真夏の陽射しの中、小さな果実を傷つけないように、生産者が​完熟した果実だけを一粒ずつ手摘みで選別・収穫し、さらに同じ作業を繰り返します。
熟練した生産者でも1時間にわずか1.5kg程度しか収穫することができない贅沢なフルーツです。
この手摘みによる収穫が、生産者の次年度以降のきめ細やかな栽培管理にもつながり、あおもりカシスの高い品質を支えています。

冷凍庫で一元保管
収穫されたあおもりカシスは、すぐに選別され、冷凍庫で一元保管されるため、1年を通じて最高の状態で出荷できる体制が整っています。

あおもりカシスの品質
あおもりカシスの苗木は「あおもりカシスの会」が供給を行い、また、全ての果実は会員によって栽培され、歴史あるあおもりカシスの品種が守られています。
栽培においては、栽培管理記録簿の記載を義務づけ、適正に栽培が行われるよう管理しています。
また、需要に応えるため増産に取り組み、農業指導機関の定期的な指導により、安全・安心な栽培を徹底しています。

屋号説明

多彩な用途

かけがえのない色と風味
あおもりカシスは、鮮やかな赤紫色を出し、酸味があることから、飲料やお菓子などの加工、調理の材料として認識されています。
現在は、「甘すぎるものは控えたい」「よりピュアな成分を摂取したい」というニーズの高まりから、カシスをそのまま食べる、あるいはスムージーに加えるなど、あおもりカシスでしか表現できないオリジナルな風味、酸味を求めて利用する方が増えています。

あおもりカシスによる付加価値の創出
あおもりカシス果実の利用は、地元レストラン、パティシエ、食品加工業者などからスタートしました。
現在では、供給地域は全国に広がり、利用される業種や用途も多様になってきています。また「地理的表示保護制度」登録などによる話題性も加わり、あおもりカシスに興味を持っていただく機会も増えています。
市場の認知度は健康・美容に敏感な層に限定され、また、生産量としても限定的なものにとどまっていますが、国産で希少なあおもりカシスは「新しい素材」としての魅力と可能性を秘めたフルーツです。

アイディア次第で無限大の可能性
あおもりカシスには、ほのかな甘味、酸味などの味の要素が入っています。
そのバランスを考慮して味のバラエティを表現することができ、カシスを使用した料理の味の可能性を広げてくれます。