山形 尾花沢 あさあけ農場

創意工夫で築く、豪雪地における周年農業

屋号説明

日本有数の豪雪地帯と言われる尾花沢市で、有機質肥料の選定や組合せ、施用量等を試行錯誤しながら、無農薬・無化学肥料栽培による周年農業を確立した。
経営発展のため株式会社を設立し、規模拡大を進めながら、賛同する協力農家を募り、「あさあけ農場」ブランドの生産を拡大している。
また、「六次産業化法」に基づく総合事業計画が24年度に認定され、自社生産の野菜等を原料とした加工品の開発に取り組んでいる。

活動内容
(1)無農薬・無化学肥料栽培の実践と周年栽培確立による安定供給
  土づくりを基本に、無農薬・無化学肥料栽培をこれまで13年間実践している。8棟のハウスから年間切れ目なく収穫できるよう作付けを体系化し、安定供給している。
(2)契約栽培による安定した販売先の確保
  主に県内の大手スーパーマーケットに販売している。需要の拡大に伴い、規模を拡大するとともに、協力農家に栽培のノウハウを伝授し、あさあけ農場ブランドの生産を拡大している。
(3)6次産業化への取組み
  「六次産業化法」に基づく総合事業計画が24年度に認定され、自社生産の野菜を原料とした加工品の開発に取り組んでいる。現在、販売に向けて改良を進めている。
(4)地域社会に対する貢献
  女性や高齢者など地域内の雇用創出、若手農業者の育成、学校給食への食材提供、地域おこし事業への協力等多方面に貢献している。

今後の発展方向
 ハウスの回転率を上げ、生産量を高める。また、協力農家を増やすことにより事業の拡大を図る。
 加工品の販売を開始するとともに、新たな加工用途を探っていく。
 現在、会社の後継者を育成中であり、6次産業化の部門を任せながらスムーズに継承していく。