ジンジャーダイヤモンド

屋号説明


 最初は自分用に作ったのがきっかけです。10年以上前、体調を崩し、半年ほど、携帯電話の電源も切り、誰ともコミュニケーションをとれず、寝たきりになったことがありました。そのさらに10年前には膵臓を半分摘出、胆嚢を全部とる大掛かりな手術も経験していました。原因不明の不正出血で年に2回輸血し、アトピーのリバウンドも重なりと、起き上がるのもしんどい日が続いたのです。
 そんな時、漢方の先生が体を温めなさいと、根菜類が良い、特に生姜が良いと教えてくれました。それを効率的にとれそうなジンジャーシロップに出会い、『これはいい!』と思ったのがはじまりです。当時、市販のものは体を冷ますと言われている上白糖が使われていました。生姜の効能の相反する感じがどうもしっくりこず、自分で作り始めました。
 そこで、てんさい糖と生姜、ネットにはスパイスとレモンを入れると書かれていて、普段からヨーグルトにかけていたシナモンを入れて作ったのが最初です。ネットのレシピをそのままつくった最初のジンジャーシロップ。『すげーうまいじゃん!』と。これなら毎日飲める、毎日飲むものだからもっと体にいい材料ばかりでつくりたいと自分用に改良を重ねました。こだわりすぎるくらい、こだわってできたのが『ジンジャーシロップ琥珀』です。もしかして自分と同じようなジンジャーシロップを探している人がいるかもしれないと、販売を始めることにしました。

ジンジャーダイヤモンド 代表 中尾圭吾


生姜の良さを最大限に引き出したいという想いから、手でひとつ一つ土や砂を取り除き、ブラシで丁寧に洗って加工に入ります。効率を求めると、スライスした後に洗ったり、洗いもそこそこに絞り出して煮込むという製法を行う場合も。しかし、ひとつ一つを人の手で丁寧に洗うことが、最終的に美味しさや生姜の良さを損なわず、製品に反映できると信じています。