浜松 うなぎの井口

屋号説明

当店はうなぎの産地「浜松」でも数少ない持ち帰りと地方発送の専門店です。
特に「白焼」と「持ち帰り」は浜松のうなぎの食文化の特徴です。

浜松はうなぎの産地の中でも、養殖から販売、飲食まで一貫した流通ができる数少ない地域です。
浜松でうなぎを扱う料理店では白焼を仕入れ、独自のたれ、独自の焼き方で個性を出しています。
その為、白焼が一般にも流通しているのです。
また、浜松は産業環境として工業、農業がさかんな地域。
それゆえスーパーや専門店で調理済みの料理を購入し、自宅でひと手間をかけて家庭の味にし食卓にだす「中食」文化が発展しています。うなぎや餃子の持ち帰り店があるのもこの地域の特徴です。

白焼の持ち帰りはまさに浜松の食文化なのです。
この白焼の美味しさ、うなぎの食文化を産地より皆様にお伝えしたいとしたいと思い、
良質なうなぎ商品づくりに邁進しております。

Concept
井口のこだわり

Hand‐grilled eel
職人が1本1本手焼きにて焼き上げます


当店では、うなぎは全て「手焼き」にて焼き上げております。
それはうなぎ1尾ずつ微妙に品質が違うからです。
その微妙な品質の差に合わせて焼き上げるには卓越した手焼きの技術しかありません。

当店では独自の焼き方「二段階遠赤ふっくら焼き」にて焼き上げます。
初めに火力が強い下火でうなぎの芯まで火を通し、臭みのでないうなぎに焼き上げます。
その後、ふっくら感をだすために上火に移し、じっくりと焼き上げます。
この間に素材の美味しさを保ちつつ旨みも凝縮されていくのです。

Experience and skill
職人の経験と技


うなぎの美味しさを味わうことができる白焼は素材の質が命です。
うなぎの中でも活きがよく、良質で脂のりのよいうなぎをさばくまでそのままの状態で保たないといけません。
当店では地下100mから汲み上げるアルプスの伏流水を使用し、空気と撹拌することによりうなぎが必要な酸素を取り入れ、うなぎの臭みをとります。うなぎが持ち合わせている良質さを生かしてこその白焼・蒲焼なのです。

また、うなぎは地域や季節、大きさによって品質が異なる為、身質や骨の固さも異なります。
それを長年の経験により包丁の刃の角度を微妙に変えながら、スムーズにさばきます。
さばいたうなぎには品質の劣化や苦味の原因となる汚れや血が付着しています。
当店ではさばいたのち、すぐに水で血と余分な脂を洗い流し、汚れもすべて手作業で取り除いていきます。

Good quality spring water
うなぎの命は良質な清水


うなぎの素材を生かすために必要なのは良質な「清水」です。当店で使用している水は、遠く南アルプスから地下を浸水し流れてきた、伏流水です。塩分を含まない、この清水はまさしくうなぎの「命」です。

この様に南アルプスを背後に構えた当店は、浜松市の平野部にあり、気候は1年を通して温暖で雪はほとんど降りません。
四季を通じて、穏やかな時の流れを作り出します。
この環境で育まれたうなぎが大きくなり、栄養をたくさん含んだ良質なうなぎへと成長します。

Sauce - Iguchi no kiwami
コク、キレ、まろやかさの三拍子はまさに極味


地元の蔵元"花の舞"の辛口酒に極上三温糖を最適な配合でブレンド。食の安全が叫ばれる昨今、皆様に安全なものを提供したいという想いから、保存料等を一切使用していない無添加のたれにいたしました。

コク、キレ、そしてまろやかな甘さという絶妙の味を実現したこのたれは、「井口の極味」という名にふさわしい仕上がり。
浜名湖名産・うなぎの素材からさばき、焼きにこだわった当店自慢の白焼に、この井口の極味をつけて焼き上げることで、ご自宅でも簡単に美味しい蒲焼を召し上がることができます。

Soft vacuum pack
3年かけて実現した独自のふんわり感


従来の白焼の真空パックは、うなぎの表面に付着している油の酸化による品質の劣化と身がふっくらしないというデメリットがありました。

当店では、うなぎのふんわり感を残しながら、油の酸化による品質の劣化を極力抑え、焼き立ての美味しさを真空パックでも味わっていただきたいと考え、構想から3年、当店独自の真空方法により『ふんわり真空』を実現しました

Tight vacuum pack
しみこむたれが味の決め手


当店では、蒲焼はぴったり真空にしております。蒲焼は白焼に比べ、1つ工程を多く焼き上げるため、うなぎの水分も少なくなり皮も固くなりがちです。

ぴったり真空は、うなぎと真空袋が密着していて熱が伝わりやすい為、殺菌工程での蒸しにより、うなぎの身と皮を柔らかくご提供することができます。

また、ぴったり真空にすることでたれも染み込みます。
オリジナルの無添加たれ「井口の極味」の味も味わっていただきたいとの点から、蒲焼にはぴったり真空を採用しております。