紅秀峰について
さくらんぼ「紅秀峰(べにしゅうほう)」は、山形県立園芸試験場(現在の農業生産技術試験場)において、佐藤錦と天香錦を交配して生まれ、平成3年に品種登録されました。
「紅秀峰」は佐藤錦の優れたところを多く引き継いでおり、佐藤錦よりも甘みが強く、果実は大玉でボリューム感があり、食べ応えのある特性を有します。
糖度は佐藤錦が約16〜18度であることに対し、『紅秀峰』は約18〜21度もあり、しかも酸味が少なく、濃厚な甘みをもつさくらんぼです。
『紅秀峰』は、収穫時期が佐藤錦よりもやや遅く、早採りすると渋味があるため、糖度が十分上がってから収穫する必要があり、栽培することが大変であるため生産者が増加せず、産地の産地JAさがえ西村山管内においては、さくらんぼ全生産量の692t(令和元年実績)に対し、紅秀峰は約10%の72tしかなく、中でもハウス栽培は1%程しか作られない極希少品です。