JF兵庫漁連
気候が温暖で降水量が少なく、内湾性に富み浅瀬が多い兵庫の海
豊かな海域
強い潮流によって、海底に砂でできた丘陵地帯が形成され、日本でも有数の漁場である鹿ノ瀬が生み出され、イカナゴや鯛の稚魚、さらにスズキやハマチ・サワラなどが集まってきます。
海底の砂地にはカニやエビなどの甲殻類が生息しており、それをエサにして育った鯛やタコはそれぞれ「明石鯛」「明石ダコ」としてブランド化されています。
冬になると瀬戸内海の多くの地区で海苔の養殖が行われます。潮流と寒風にもまれて育った海苔はアミノ酸をたっぷりと含んで黒々としており『兵庫のり』としてのブランドを確立しています。赤穂や相生ではアサリや牡蠣の養殖も盛んで、特に牡蠣は『播磨灘一年牡蠣』としてブランド化されています。
≪明石だこ≫
≪明石だこ≫は、明石海峡の激しい潮流に流されない様に踏ん張って生活しているため、足が太く短くなっています。特に梅雨頃から7月下旬は産卵に向けて体力と栄養を蓄えようと活発にエサを取って成長する事から“麦わらだこ”と呼ばれています。