荘村清志

屋号説明

昨年デビュー45周年を迎えた
ますます旺盛な活動を続ける
実力、人気ともに日本を代表するギター奏者

荘村清志は実力、人気ともに日本を代表するギター奏者として近年ますます充実した活動を展開している。
2013年12月にはCD「アルハンブラの想い出」をリリース、自身のルーツであるスペイン音楽に光を当て名演を聴かせている。2014年デビュー45周年を記念して東京にて大友直人指揮東京都交響楽団と協奏曲3曲を演奏するほか、各地にてリサイタルを行う予定。
 2008年ビルバオ交響楽団の定期演奏会に出演。同団とは《アランフェス協奏曲》を録音、09年にCDをリリース、日本ツアーのソリストとして同行し好評を博した。2007年にはNHK教育テレビ「趣味悠々」に講師として登場し、改めて日本ギター界の第一人者として強く印象づけた。
 
9歳からギターを始め、父・荘村正人と、後に小原安正に師事する。
1963年、来日した巨匠ナルシソ・イエペスの歓迎演奏会で氏に認められ、翌年スペインに渡りイエペスに師事。同時期にスペインに滞在していた岩崎洋に音楽理論も学ぶ。
1967年イタリア各地で18回、翌1968年にはミラノなど22都市でリサイタルを開き、各地で好評を博す。
帰国後、1969年の日本デビュー・リサイタルで、「テクニック、音楽性ともに第一人者」との高い評価を得る。
1971年にイタリアで開かれた世界青少年協会国際フェスティヴァルに日本代表ギタリストとして参加し、この成功により北米各都市で28回にのぼる公演を開き、国際的評価を確実なものにする。  
1974年にはNHK教育テレビ「ギターを弾こう」に講師として出演し、一躍、日本全国にその名と実力が知られることになった。
1977年と1980年に再びスペインに渡り、イエペスのもとでさらに研鑚を積み、ヨーロッパ各地でコンサート活動を行なう。
以後、リサイタルや、日本の主要オーケストラとの共演で活躍を続けている。  
ソロ活動に加えて、フルート、ピアノ、ヴァイオリン、チェロや声楽などとの共演にも積極的に取り組み、ギターの魅力をさまざまな形で伝えている。
1999年にはベルギーからマルク・グローウェルス(フルート)を迎えて、リサイタル「荘村清志 ピアソラを弾く」を開催し、2001年にはグローウェルスと、さらにインマ・ゴンザレス(カスタネット)をゲストに全国ツアーを行なった。
2004年には女優の岸田今日子とのコラボレーションによる企画、《ギターと朗読の庭》のツアーを行い、カステルヌオーヴォ=テデスコの「プラテーロとわたし」をメインにした内容が好評を博した。 
2008年にはミラノ弦楽合奏団の日本ツアーにソリストとして参加している。
 現代のギター作品を意欲的に取り上げるだけでなく、日本人作曲家に多数の作品を委嘱、初演するなど、ギターのレパートリー拡大にも大きく貢献している。
特に、武満徹との交流は深く、1974年に「フォリオス」、1993年に「エキノクス」(1994年初演)を委嘱し、ギタリストの貴重なレパートリーとなったほか、荘村のために編曲された「ギターのための12の歌」を1977年に初演・録音、「森のなかで」は1996年に全曲初演している。
1999年夏にはサイトウ・キネン・フェスティバル松本に招かれ、「武満 徹メモリアルコンサートIV」で「エキノクス」を演奏している。
2005年にはCD《郷愁のショーロ》をリリース、アコーディオンのシュテファン・フッソングをゲストに、猿谷紀郎の委嘱新曲と新アレンジを含む意欲的なアルバムで、東京や大阪で記念コンサートも開催された。  
レコーディングも積極的に行ない数々のCDを発売して高い評価を得ている。  
現在、東京音楽大学客員教授。

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