工芸茶の歴史
工芸茶は新しい種類のお茶というわけではなく、新しく製作されたお茶といったほうが正しいです。宋代や明代の茶の解説書には花茶として掲載されていますが、製法は現在のものとは異なっていました。
現代の工芸茶は90年代、中国の安徽省で最初につくられました。緑茶を材料として、手作りでお茶の葉を花の形に製造しました。お茶の葉だけで花は含まず製造しました。
若い葉は形を模造するのがむずかしいので、緑茶の成熟した葉を使いました。成熟した葉を使っているため味が薄く、青臭さが残ってしまいました。形を綺麗に見せるために、金属片や発泡剤など食用でないものも利用した時期もあり、健康上の理由から評価が落ち、そのため2年ぐらいで、商品としてはいったん淘汰されてしまいました。
その後、2000年代に入り、福建省の福建大白茶と乾燥させた花を使って製造された工芸茶が新たに販売開始されました。福建大白茶は茶葉が大きいため見栄えのする工芸茶の製作に成功しました。
また、燻製にしたジャスミン茶を使うことにより香りのよい、つぼみのように丸い工芸茶の製作にも成功いたしました。乾燥した花をいれたことにより、お湯を注いだ時に、実際に花が開くように開花の変化を眼で見て楽しめるようになりました。

