酒井園芸
宮崎県日南市は、年間を通して温暖な気候です。1年間の日照時間が長くプロ野球のキャンプ地で、多くの人が訪れます。
この日南で、スイトピー、ジャカランダを栽培している酒井さんは、愛媛で色鮮やかなブラッドオレンジと出会います。
コクのある甘さ、スッキリした口の中で広がる酸味、柑橘類では、珍しいポリフェノールの一種アントシアニンを含んでいて、体に良いと言われているこのオレンジを孫に食べさせたいと思い、7年前にブラッドオレンジの栽培を始めました。
デリケートなブラットオレンジは、低温では、育たず、高温多湿になると、イタリアが母国のオレンジ達は、機嫌を悪くして、病気になってしまいます。
孫の喜ぶ顔を思い描きながら、どうしても農薬は最少減にしたい、見た目は若干良くなくても、安心して美味しいオレンジを、という想いで、また「皮は食べんかい、見た目より安心じゃが」との周りの意見のもと、農薬は最小限の利用にとどめています。
地元紙でも紹介され、離れて暮らす孫に送り食べさせたいと同じ考えの人からの注文をうけております。
1本の樹にならす数もより甘くなるよう少なくして、小粒ながら味の濃いものに育てています。
