富士酢 飯尾醸造

屋号説明

農薬を使わずに栽培した棚田米を使用。
芳醇な香り、濃厚なコクと旨みがあります。
農家、杜氏、が丹精こめて造った「富士酢」をぜひお試し下さい。

屋号説明

■飯尾醸造について
京都・宮津のお酢や。創業は明治26年。
119年間ずっとお酢を造りつづけて、今の当主・飯尾彰浩で五代目になります。
宮津って町の名前を耳にされたことはおありでしょうか。お魚がおいしいことで有名な、日本海は「若狭湾」に面した町。日本三景のひとつ「天橋立」がある町です。「えっ、京都に海があるの?」ってよくびっくりされます。京都府とはいっても、京都駅から電車にゴトゴトゆられて1時間40分。山と海に囲まれたのどかなのどかな田舎町です。きれいな水と豊かな土、寒暖の差がはげしい気候。この風土がいい米を作り、そしていい酢を造るんです。

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■おいしくて、しかも安全な最高のお酢を・・・
“食”は人が生きていく上で、一番大切なこと。だから「おいしくて、しかも安全な最高のお酢」を作りたい。
それが私どもの基本方針です。こうした考えから、お酢の原料となる無農薬のお米作りからたずさわっています。そのお米を使って、自社の酒蔵で杜氏が“酢もともろみ”を仕込み、その“酢もともろみ”からお酢を造ります。118年前の創業からほとんど変わらない製法です。

■純米「富士酢」のこだわり

【1.原料のお米は無農薬の新米のみです】
 いい酢はいい米から。これが私どもの考え方です。昭和39年から地元、京都・宮津の棚田で農薬を使わずにお米を作ってもらい、その新米だけを原料にお酢を造っています。人里離れた棚田でわざわざお米を作るのは、他の田んぼで使った農薬や生活排水や影響を受けないようにするためです。種類は「コシヒカリ」が8割、あとの2割が麹作りに使う酒米の「五百万石」です。

【2.酢1リットルにつき、200gの米が原料です】
 「富士酢」はお米と水だけが原料の純米酢です。酢1リットルにつき200gのお米を使いますが、これはJAS規格の5倍量にあたります。たっぷりのお酢で仕込んだお酢は、ただ酸っぱいだけでなく、コクと旨みが感じられます。

【3.自社の蔵で、杜氏が“酢もともろみ”も仕込みます】
 毎年冬になると、私どもの蔵では杜氏が“酢もともろみ”を仕込みます。麹づくりからはじまり、酒母づくり、そして“酢もともろみ”の仕込みと、約100日間泊まり込みでの作業になります。できあがった“酢もともろみ”にはアミノ酸がたっぷり。これがこのあとお酢の風味をおいしくする決め手となります。

【4.時間と手間はかかっても「静置発酵」でお酢を造ります】
 私どもでは「静置発酵法」により“酢もともろみ”をお酢に発酵させます。これはタンクの表面だけで酢酸菌が自然発酵していくのを待つ発酵法です。発酵だけで約100日間と時間はかかりますが、アミノ酸がとばず、まろやかな味のお酢に仕上がります。


無農薬のおいしい米を贅沢に使い、「静置発酵」で時間をかけて造った「富士酢」の味は、しっかり酸っぱいのにツンツンせず、まろやかです。お米の芳醇な香り、濃厚なコクと旨みがあります。
農家、杜氏、そして私ども飯尾醸造が丹精こめて造った「富士酢」の味を気に入っていただければ幸いです。

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