黒澤麻美 ソプラノリサイタル 
  ・ロシア民謡の夕べ・

Salon Concert @ G-Call Club Vol.4
黒澤麻美 ソプラノリサイタル ロシア民謡の夕べ

G-Call Club サロンでのコンサート企画第四弾は、
ソプラノ歌手 黒澤麻美さんを迎え、ピアニスト
篠宮久徳さんの伴奏と共にロシア民謡をご披露
頂きます。

ロシア語で歌い上げるその美声に是非酔いしれてください。

寒い冬の夜には、G-Call Clubサロンにお立ち寄り頂き、
親密なサロンリサイタルでゆっくりと暖まっては
いかがでしょうか。

 

↓黒澤麻美さんの「黒い瞳」が試聴できます。

 

 

★当日のプログラム

【ロシア民謡から】

1. 小さなぐみの木   作曲者不明 作詩 スリーコフ
1800年代の詩人、スリーコフの詩に農民らがメロディーをつけ、自然と歌い継がれてきた民謡です。
女性が恋する男性にその想いを伝えられない悲しい心情を、樹木におきかえて表現しています。

【ロシア歌謡から】

2. 黒い瞳   作曲者不明  作詩 イサコフスキー
イサコフスキーの詩「ともしび」は1942年独ソ戦時中に発表されました。村娘と兵士の愛を歌っています。

3. カチューシャ  作曲 ブランテル  作詩 イサコフスキー
ブランテルが1938年に作曲しました。カチューシャとは女性の名前「エカテリーナ」の愛称です。
林檎の花が咲くロシアの春の情景に、カチューシャと前線の兵士の愛を歌っています。

4. モスクワ郊外の夕べ  作曲 ソロヴィドフ=セドイ  作詩 マトゥソフスキー
ソロヴィドフ=セドイ1958年が作曲し、ロシアの大ヒット曲になりました。解放感に溢れ、
モスク ワの白夜や夏の思い出を歌っています。

5. 黒い瞳   作曲者不明  作詩 グレビョンカ
ウクライナの詩人グレビョンカが1843年に作詩し、以後歌い継がれているロシアのジプシー歌謡です。
ジプシーの魔力にも似た魅力ある黒い瞳に、魂を奪われる男性の心情を、官能的に歌いあげます。

6. 百万本のバラ   作曲 パウルス  作詩 ヴォズネセンスキー
1982年にモスクワで大ヒットしたロシア歌謡です。貧しい画家が自分の絵や家を売り、
そのお金で恋をする踊り子にバラを捧げますが、踊り子は次の地へ旅立って行きます。悲しくも美しい愛の歌です。

【ロシア歌曲】から

7. 春の奔流   作曲 ラフマニノフ   作詩 チュチェフ
チュチェフの詩に1896年ラフマニノフが曲をつけました。「長い冬が終わり、雪解け水がざわめいている。
その流れは<春が来た!>と歌う」と春の訪れの歓喜を歌っています。

【日本歌曲】から

8. 早春賦    作曲 中田章  作詩 吉丸一昌
吉丸氏が大正初期に、長野県安雲野市を訪れ、雪解けの情景に感銘を受けてこの詩を書いたと
言われています。早春を爽やかにうたった唱歌です。


9.落葉松    作曲 小林秀雄  作詩 野上彰
1972年に作曲、後に女声合唱曲にも編曲されました。それぞれの雨に想いをのせた、
ドラマチックでありながらも、しっとりとした美しい曲です。

10. 霧と話した  作曲 中田喜直  作詩 鎌田忠良
1960年に作曲されました。歌曲ですが、シャンソンのような雰囲気も感じられます。
失った恋を思い出して歌う、大人の歌曲です。

【オペラアリア】から


11. 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より“私のお父様” 作曲 プッチーニ
1918年ニューヨークメトロポリタン歌劇場で初演されました。主人公ジャンニ・スキッキが、大富豪の遺産問題、
男女の恋のいざこざを解決していく喜劇です。このアリアはスキッキの娘ラウレッタが
「お父様、結婚を許して下さい。さもなければアルノ河へ身を投げます!」と結婚の許しを懇願する場面で歌われます。

12.歌劇「ルサルカ」より“月に寄せる歌”  作曲 ドヴォルザーク
1901年チェコのプラハ国民劇場で初演されました。人魚姫の物語が原作となっています。
このアリアは水の精ルサルカが「お月さま、愛しいあの方はどこにおられますか?あの方を
照らして下さい!お月さま、どうか隠れないで!」と人間の王子への恋心を歌います。

黒澤麻美(ソプラノ)

・東京音楽大学付属高等学校卒業、
・東京音楽大学声楽演奏家コース
・同大学研究生オペラ科コース修了
・ロシア国立ウラジオストク芸術大学大学院を首席で修了。

◎第43回全日本学生音楽コンクール高校の部東京大会第1位
◎ウラジオストク青年国際音楽コンクールグランプリ及び、
  現代歌曲最優秀歌唱賞受賞
◎キエフ国際音楽コンクール第1位。

大学院在学中より、ロシア国内の歌劇場にて芸術祭、音楽祭に出演。ロシア国立
ヤクーツク歌劇場にて、「皇帝の花嫁」マルファ役でデビュー。ウラジオストク
室内歌劇場を経て、日本総領事館主催のリサイタルやコンサート、映画祭でのセ
レモニー演奏等多数出演し、主にロシア沿海州を中心に活動。 2006年より拠点
を日本に移し、東京にてロシア歌曲・ロシアオペラアリアのリサイタルを定期的
に開催。

現在、東京音楽大学及び大学院講師。黒澤麻美ロシア声楽曲研究会主宰。ロシア
ウラジオストク青少年国際音楽コンクール声楽部門審査員。二期会会員。

時 間:1月18日(金) 18:30開場 19:00〜21:00
募集人数:35名
参加費:3,150円(税込)※1ドリンク付(赤、白、スパークリングワイン、ビール、
     オレンジジュース) * コンサート後の夕食もご用意しています。
     お食事は2,100円/1人 予約制、人数限定になりますので、ご希望の方は
     お問合せ下さい。
開催場所:東京デザインセンター5階
               「G-Call Club」サロン
アクセス:  JR山手線五反田駅
               東口より徒歩2分
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