最古にして至高と称される武蔵肖像の傑作
島田美術館の至宝ともいえる『紙本著色 宮本武蔵像』(熊本県指定重要文化財)。武蔵の肖像としては最も古く、あまりにも有名なこの作品は、日本人が思い描く宮本武蔵のイメージを決定づけた名品です。
「おのずから兵法の道にあう」と自認した晩年の武蔵を描いたとされますが、作者は不詳。両手に刀を持って立つその姿は、剣の道を究めた武蔵ならではの気負いのない脱力感と凛とした佇まいが見事に同居しています。朱地に胡粉と金泥で紋様を施した肩衣、太い線と細い線を巧みに織り交ぜた輪郭線、何より誇張を配しながらも眼光鋭い顔面の巧妙精緻な写実性は、並外れた技量を持つ画家のそれであることがうかがえます。
この名作を所蔵する島田美術館より高精度なデータの提供を受けた株式会社MORITAは、日本の伝統工房の協力を得て原寸サイズで複製。高品位な額装作品に仕上げました。原寸サイズのうえ、数百年の時を経て作品に生じた皺も敢えてそのままに再現しましたので、本物の持つ臨場感を存分にご堪能いただけます。












