©松竹
みどころ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シェイクスピア×中村芝翫、三度目の幕が上がる――
豪華キャストを迎え、四大悲劇の最高峰『リア王』に挑む!
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シェイクスピア四大悲劇の中で最高峰と称される『リア王』。
老いた王が娘たちの愛を言葉で量ろうとしたことから始まる、人間の根源に迫る作品です。
親と子、老いと孤独、愛と理解
――その関係が崩れていく過程を通して、普遍的な問いを静かに、しかし厳しく観客に突きつけます。
開場101年目となる新橋演舞場のスケール感を生かしつつ、シェイクスピアが描く自然と対峙するリア王の姿を、巡る日本の四季の記憶と共に、「わたしたちの物語」としてお届けします。
【あらすじ】
ブリテンを治めるリア王は老境にあり、国土を分割して3人の娘のうち自分を最も愛するものに多く分け与え、退位して静かな余生を送ろうとする。言葉巧みに美辞麗句を並べリアを喜ばせる長女ゴネリルと次女リーガンに対し、末娘コーディリアが虚飾のない実直な物言いをしたためリアは激怒。姉2人に領土を分け与えてコーディリアを勘当し、放逐同然にフランス王に嫁がせる。コーディリアをかばった忠臣ケント伯爵も国外追放となるが、変装して再びリアのそばに仕える。
ゴネリルとリーガンの2人は領土を譲り受けるや本性をあらわし、リアを邪険に扱う。失意のリアは娘たちの家を出て、道化とともに荒野をさまよい、怒りと嘆きで正気を失っていく。
一方、リアの家臣グロスター伯爵の庶子エドマンドは私生児であるがゆえの不当な扱いに不満を持っており、父親の領地と権力とを手に入れるため、長男エドガーを陥れ追放。エドガーは狂人に身をやつし荒野をさまよっていたところ、リアと遭遇する。同様にエドマンドの策略にはまり、謀反人の烙印を押されたグロスターも荒野でリアと行動を共にするが・・・。
−コメント−
出演:中村 芝翫(リア王)
この度、リア王という大役を勤めさせて頂きます。この作品は皆様もご存知の通り、シェイクスピア四大悲劇のひとつで、これまで数多の名優がリアを演じ、劇界に大きな刺激を与え続けてきました。その歴史に、新たな1ページを刻む機会をいただけました事を大変嬉しく、有り難く思っております。
そして、芝翫を襲名して今年でちょうど10年目となります。その節目となる年に、このような素晴らしい作品やスタッフキャストの皆様に巡り会え、演出の井上尊晶さんと共に再びシェイクスピア作品に挑める事を心より感謝しております。
鷹揚の御見物を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
演出:井上 尊晶
蜷川幸雄が亡くなって10年になります。彼と出会って亡くなるその一瞬までの30年を同じ空気の中で闘ってきました。その節目の年に出会えたリア王という作品は僕の想像力を掻き立てました。
老いとは。死とは。忘恩とは…突きつけられた人間の根源的な「問い」。
登場人物全員が持つ各々の怒りは17世紀頭にシェイクスピアが投げかけた世界に対する絶望の一つの「答え」なのか。
2026 年の世界に生きる僕は、この「大きな物語」を恐れずに現実と拮抗したい。
人はどうして暴力的で、なのにどうして美しいのか…この激しい感情を荒ぶる魂でオセローを演じた中村芝翫さん
はじめ舞台経験豊かなキャストと、卓越したスタッフと作り上げていきます。
石井美樹子先生の真訳を通して。
新橋演舞場でお待ちしております。
訳:石井美樹子
『シェイクスピアと鏡の王国』(1989 筑摩書房)を出版して袋叩きにあい、再起不能におちいっていたとき、蜷川幸雄氏から励ましのお手紙をいただいた。そして、わたしは再び学問の世界に戻った。脚本の言葉を重んじる蜷川氏に捧げようと、2012年にシェイクスピア劇の翻訳を開始、四大悲劇が完成したのは2021年(『真訳 シェイクスピア四大悲劇』河出書房新社)。真っ先にお届けしようと思っていた方は、もうこの世におられなかった。
無念の思いは深く、感謝の気持ちは計り知れない。
このたび、蜷川氏の演出助手を長年つとめた井上尊晶氏によって、シェイクスピア劇の神髄ともいえる「リア王」が松竹株式会社によって舞台化されるのは言葉にならないほど嬉しく、天の恵みに思えてならない。
河出書房創業140周年記念 文化提携
スタッフ
作:W.シェイクスピア
訳:石井美樹子(河出書房新社『真訳 シェイクスピア四大悲劇』収録)
演出:井上尊晶
美術:金井勇一郎
照明:塚本悟
音響:井上正弘
衣裳:ゴウダアツコ
ヘアメイク:河村陽子
擬闘:栗原直樹
演出助手:郷田拓実
舞台監督:馬淵だいき 長坂公介
キャスト
リア王:中村芝翫
ゴネリル:松下由樹
エドガー:三浦涼介
リーガン:朝月希和
コーディリア:井上小百合
エドマンド:大野拓朗
オズワルド:大堀こういち
コーンウォール公爵:駒井健介
オールバニ―公爵:中村松江
ケント伯爵:二反田雅澄
道化:小倉久寛
グロスター伯爵:村田雄浩
飯田邦博 / 野村龍一 大塚航二朗 奥田一平
山口祥平 中村芝晶 大石英玄 三村瑛毅

