丸原鯉屋
山形県寒河江市にて家族だけで営んでいる田舎の小さな鯉屋です。
「地」に生きる
当店は大正十五年、天領寒河江の地に小さな養殖池を設けた事に始まります。
当初は水を張った木箱に活鯉を入れ自転車で旦那衆の家々を巡ってはその場で鯉を捌く行商を行なっておりました。
それから四代、効率が良くなくとも手間を惜しまず正直な商いを心掛けております。
当店に企業秘密はありません。お客様の体に入る物ですので商品に関する事は全てお答えいたします。
「地」を活かす
甘露煮を煮る際には長年継ぎ足してきた「古地」を使います。
作ったばかりの若い煮汁は季節や気候の影響を受けやすいので煮詰めた古地を使う事で味が安定いたします。
お客様の記憶に残る当店の味を思い出していただけるよう先人が考えた知恵の一つです。
「地」を伝える
信仰の山である出羽三山、母なる最上川、月山山麓湧水群を源流の一つとする寒河江川、自然に恵まれた山形は食にも恵まれた地です。
当店では山形県産丸大豆の本醸造醤油や山形県産米の純米酒なども調味料として使用しております。
近年では山形県産の農産物加工も手掛けており山形の食文化をお客様にお伝えできる幸せを感じております。