小澤酒造
東京奥多摩で湧き出る仕込水、澄んだ空気、厳選した原料米
「澤乃井」の所在地は、その昔「沢井村」と呼ばれており、その地名に因んで命名したものです。 「沢井」とは、豊かな名水が沢となって流れるところからつけられた地名です。
古来より人々は神に捧げるものとして酒を醸してまいりました。酒は神と人間との仲立ちとして、人々が世の幸せを願い、五穀豊穣を祈るとき欠くことのできない役割を担います。それゆえ、酒造りは敬虔な神事であり、そこには杜氏たちの厳しく研ぎ澄まされた精進潔斎がなければなりません。
仕込みの一本一本に対する真剣な心配りと、丁寧で優れた技があってこそ真に心のこもった酒が生まれます。秩父古生層の岩盤を掘り抜いた洞窟の奥から湧き出づる仕込水、連なる山々と豊かな緑、澄み切った奥多摩の空気、選りすぐった原料米、磨き上げた技。
それを結集して一滴の美酒として仕上げるのは、全社挙げての真心と研鑽努力であるというのが澤乃井の信条です。
日本に米があり、奥多摩に名水がある限り、澤乃井は美酒を造り続けます。
写真左:当主 小澤 幹夫
写真右:杜氏 樫村 信二