ジャン・ジョスラン
JEAN JOSSELIN
ジョスラン家は、1854年にシャンパーニュ地方の最南端のコート・デ・バールのジエ・シュール・セーヌ村に畑を取得した。1957年に ジャン・ジョスランがシャンパンの製造を開始し自社ブランドとして「シャンパーニュ・ジャン・ジョスラン」の初リリースを行う。その後もジョスラン家は、現当主ジャン・ピエールを中心に家族経営でメゾンを運営している。
2010年からブルゴーニュやスイスなどで醸造を学んだ息子のジャンフェリックスが加わり栽培と醸造を担当している。
ジョスラン家が拠点を構えるコート デ・バールは、シャンパーニュ地方の最南端に位置し、シャンパーニュの中心地であるエペルネや ランスよりもシャブリの方が距離的にも近い。約12ヘクタールの所有畑は、この地の典型的なジュラ紀の丘陵地に位置し、下層が1億5千万年前まで遡るキンメリジャン 土壌、表土は粘土石灰質土壌であり、肥沃すぎずまた痩せすぎていないブドウ栽培に最良の土地と言える。チョーク土壌と比べるとブドウの熟度が高く、鉱物的なミネラル感よりも丸味や果実味の豊かさが特徴となる。ジョスランは、この土地の特徴を活かすために、瓶内熟成期間はあまり長くせずにフレッシュな果実感をそのまま表現するシャンパン造りを行う。
区画ごとに最良なタイミングで収穫されたブドウは、シャンパーニュ地方の伝統的なプレス機を使用し全房のまま柔らかくゆっくりと圧搾される。時間をかけて圧搾された果汁はアルコール発酵、乳酸発酵を経て瓶詰め。キメの細かい泡を形成するために13℃の気温に保ったカーブで熟成行う。エレガントで素晴らしいフィネスとテロワールからくるしっかりとした個性を表現するシャンパーニュを造ることをコンセプトとする。
栽培は、自然環境に配慮した栽培、醸造を理念とする「テラヴィティス認証」を取得している。