コレマットーニ
(Collemattoni)
モンタルチーノ市の南、サンタンジェロ・イン・コッレ村にほど近い、丘の上にあるワイナリー。現在はマルチェッロ・ブッチが家族と共に経営している。ワイナリー名の「コレマットーニ」は17世紀から続いた 地元の農家名。土地に根差したワイン造りを信条にする生産者である。
所有する計11ヘクタールの畑では、主にサンジョゼーベを栽培する。環境に対する意識が非常に高く、2012年に有機認証を取得。ワイナリーの運営にも自然エネルギーを活用している。醸造所は2012年に改装され、新しい装置が整備されてはいるが、伝統を尊重したワイン造りを続けている。ブドウは全て手作業で収穫、選果し、温度管理装置付きのステンレスタンクで発酵。セラーの地下で、スロベニア産樫樽とフランス産大樫樽を使用し熟成する。サンジョヴェーゼのテロワールと歴史を映し出すエレガントなコレマットーニのワインは、トスカーナワインに秘められたポテンシャルの高さを感じさせる。