ドメーヌ・ド・モンブルジョー
Domaine de Montbourgeau
●伝統的な造りにこだわるレトワールの星●
ドメーヌ・ド・モンブルジョーは1920年に現当主の祖父ヴィクトール・グロにより設立された。1986年に2代目ジャン・グロの4人姉妹の次女ニコル・ドゥリオが引き継ぎ、ワイナリーの機材を刷新、畑も拡大した。粘土、泥灰土、石灰質土壌の畑にシャルドネとサヴァニャン、少量のトルソーとプルサールが植えられている。クレマンとヴァン・ド・パイユを除き、ワインはこの土地のミネラルとエレガンスが特徴の酸化熟成タイプ。その造りは一部を除き、ウイヤージュ(補酒)をしないあくまで伝統的なスタイル。白ワインを熟成させる樽の中のワインの表面にはフロール(産膜酵母)と呼ばれる白い膜ができ、ワインの劣化を防ぐとともにこの地方独特の風味が生まれる。近年、2人の息子がドメーヌに加わり、モダンな造りにも積極的にチャレンジしている。