生産者:ドメーヌ・レ・グベール
ドメーヌ・レ・グベールは350年以上、何世代にも渡りグベール家が受け継いできた由緒ある生産者。敷地内にある建物は、1636年に建てられた歴史的建造物。後継者不在の危機がありながらもグベールの名は継承され、現在はフローレンス・カルティエがドメーヌを引き継いでいます。
ジゴンダスはローヌ渓谷南部にある村で、ダンテル・ドゥ・モンミライユ山の裾野に広がる台地や斜面にブドウが植えられ、グルナッシュを主体とした赤とロゼを産出しています。
グベールはその標高150〜400メートルの台地に広がるジゴンダス、ボーム・ド・ヴニーズ、ラファール、セギュレ、サブレ村に40もの区画に分かれた畑を所有する造り手です。
グベールのワイン造りは自然を尊重し、テロワールをそのまま表現することを目指しています。土壌は石灰質と水はけのよい岩や砂の混合で、気候は暖かい地中海性気候。この地方特有の強く吹き抜ける「ミストラル」は、畑を乾燥させてカビの被害からブドウを守り、また果実味を凝縮させワインに肉付きやエレガントさを与えます。23ヘクタールの個性の異なる畑で収穫されたブドウは、アッサンブラージュによりバランスのとれた複雑味のあるワインに仕上がります。