【生産者情報】
オジェ家は、コート・ロティの中心地アンピュイを拠点に、何世代にもわたりブドウ畑を営んできた。シャプティエやギガルにブドウを販売していたこともあるが、1987年にミッシェル・オジェ氏がドメーヌ元詰めを始めた。1998年に、ボーヌや南アフリカで修業を積んだ息子ステファンがドメーヌに加わり、親子二人三脚で、コート・ロティのトップ生産者に数えられる注目すべき存在となる。ドメーヌのフラッグシップワイン“キュヴェ・ラ・ベル・エレーヌ”は、コート・ロティの単一畑コート・ロジェから造られる特別なキュヴェ。家族を支える母エレーヌへの想いが込められ、ワイン・アドヴォケイト誌では3度も100点を獲得している。
2007年以降はすべての栽培と醸造をステファンが引き継ぎ、華やかでセクシーな、そしてしなやかな優美も合わせ持つ、新しいコート・ロティのスタイルを確立した。ステファン曰く、コート・ロティはパワフルなイメージがあるけれど、畑はローヌ渓谷でも最北に位置する非常に傾斜のきつい丘陵地にあり、本来はフィネスがありエレガントなワインが造られる。その特徴をワインに表現しようと日々研鑽を積む。
最近の新たな試みに、シャトー・ヌフ・デュ・パプとジゴンダスの間に購入した畑から造られる、グルナッシュ主体のAOCコート・デュ・ローヌがある。“ル・タン・エ・ヴニュ”(時は来た!)と名付けられたこのワインにも、彼らしいエレガントな味わいが見事に表現されている。まさに目が離せない注目の生産者である。